鍼灸や指圧、漢方薬等の東洋医学は西洋医学とは違い、
患者さんそれぞれの体質に合わせて処方または施術されます
現代の日本では症状に対する治療が主になっています
熱があれば解熱剤、咳があれば咳止め、頭が痛かったら頭痛薬と
症状によってそれぞれの対症療法が処方されるのですが
例えば風邪で熱が出て解熱剤を処方された際は、解熱剤によって熱は下がり身体は一時楽になりますが、肝心の風邪は治っていないばかりか長引いてしまう事もあります
身体が体温を上げる事で免疫力を活性化して、自然治癒しようと言う働きを邪魔してしまうのです
これに対して東洋医学では、病気を診る前にまず患者さんの身体全体を診て、その人の特徴や体質を診るのです
そしてなぜそのような症状が出てきてしまったのかにフォーカスして根本的な治療を目指します
人間の自然治癒力の媒体としての『気』『血』『水』のバランスを取り戻す事に主眼をおきます
この3つの要素がバランスを崩した時に東洋医学では広義の疾病と診ます
そこから更にそれぞれの体質を陰陽、虚実に分類して治療方針を決定するのです
声の出方が弱いので虚証であるとか、寒がりの人なら陰体質など西洋医学ではほとんど診ない個人の体質によって治療していくのが東洋医学なのです
欲しいと思った物はだいたい手に入れる事が出来る豊かな時代です
だからこそ自分の健康は医者任せにせず、自分に合った食事、自分い合った運動、自分に合った治療法などを意識していきたいものです
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