メニエール病 | この『道』で生きる 

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メニエール症候群の概念

 メニエール症候群はメニエール病の主症状である、めまい、耳鳴り、難聴 を総称した内耳性の症候名です。
めまいは回転性(くるくる)めまいであることが多く、めまいの持続時間は15分から数時間持続しますが、2日以上にわたることはありません、まためまいと共に耳鳴り、難聴が随伴、増強することが特徴的です。
メニエール病の本体は内リンパ水腫と考えられていますが、発生原因は明らかではありません。
本疾患は多くの場合30歳代から50歳代に発症し、男女差は特にありません。
メニエール病のめまい発作は反復しますがその間隔については一定ではありません、しかし回転性であることが特徴として挙げられています。



メニエール症候群の鍼灸治療
 

 メニエール病はNIH(米国 国立衛生研究所)による鍼灸適応疾患に指定されており、その効果は世界的に認められてます。

 メニエール病の自律神経失調症状に対しては悪心、嘔吐の軽減を目的とした治療、メニエール病の機能的内耳機能障害に対しては筋緊張とストレス緩和を目的とした治療を行います。
そしてメニエール病の症状が器質的内耳機能障害まで進行している場合は内耳手術対応となりますので鍼灸治療対象外となります。



メニエール症候群の対策

 メニエール病による内リンパ水腫の原因として内リンパの過剰生産、または吸収障害と考えられていますが発生機序が明らかでないので対処の方法がありません。
しかし、メニエール病のめまい発作の誘引として過労、睡眠不足、喫煙、食塩の多量摂取などが挙げられていますので、生活の中でこれらを注意するようにしてください。



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