今年は暑い。




照りつける太陽。



白と青のコントラストを奏でる空。



焼けたアスファルトにゆらめくかげろう。




短い夏を生き終えた蝉の亡骸が蟻の糧となり。





少ない日陰を選ぶ足取りが

すれ違う人との距離を近しめる。





暑さがピント外れの視界を作り出し





半分朦朧とした意識と相まって





痛過ぎて忘れたはずの想い出を甦えらせる。





ツイてない日だぜ。







全ては無かった事にしたはずなのにサ。






暴れ出した胸の痛みを飼い馴らせる程





人は強くないんだよね。





そんなの分かってる。





君と触れ合えた時間。






君の香りが遠い記憶から消したくても消せない。






参ったよ。

















買ったばっかりのクロックス。




犬のうんこ踏んだぜ。





痛い。




臭い。





消したい過去。



君の香りが消せない。







( ̄~ ̄;)