突然鳴り響くクラクション。
歩道から振り向くと、車が無理な車線変更中。
「あっぶないなぁ」と、思った視線の先に、風に吹かれた白い小さなものが…
…
…
多分、子猫。
ひっくり返って、足をバタバタさせてたのが、風に吹かれた物に見えたんだ。
今行けば、助かるのかな。
でも、近くに動物病院があるのか、分からないし、第一、あの道路の真ん中まで、どうやって行こう。
…
…
頭の中で、グルグル回っていく考え。
それでも、足は目的地を目指して進む。
一時間後、同じ場所を歩くと、警察官の姿があった。
自転車のカゴにはビニール袋と手袋。
視線の先には、もう動かなくなってる、白い子猫。
泣きそうだ。
でも、私に泣く資格はあるのかな。
今日はどんなお酒も、料理も味がわからない。
運転中にたまに見掛ける光景だけど、直後に見るのは初めてだったからなぁ。
自分の脆さと無力さ。
日常の中でふいに思い知らされる。
歩道から振り向くと、車が無理な車線変更中。
「あっぶないなぁ」と、思った視線の先に、風に吹かれた白い小さなものが…
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多分、子猫。
ひっくり返って、足をバタバタさせてたのが、風に吹かれた物に見えたんだ。
今行けば、助かるのかな。
でも、近くに動物病院があるのか、分からないし、第一、あの道路の真ん中まで、どうやって行こう。
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頭の中で、グルグル回っていく考え。
それでも、足は目的地を目指して進む。
一時間後、同じ場所を歩くと、警察官の姿があった。
自転車のカゴにはビニール袋と手袋。
視線の先には、もう動かなくなってる、白い子猫。
泣きそうだ。
でも、私に泣く資格はあるのかな。
今日はどんなお酒も、料理も味がわからない。
運転中にたまに見掛ける光景だけど、直後に見るのは初めてだったからなぁ。
自分の脆さと無力さ。
日常の中でふいに思い知らされる。