どうよ、これ。
医療の必要がない社会的入院をなくすため、だなんて大きなこといっときながら、今更、計算しなおしたら、病床が足りなくなりました。だって・・・
この政策のせいで、倒産した病院、経営悪化した病院、家族を家に引き取ったがために働けなくなった人、
一体どれくらいいると思ってるんだろう。
政府に振り回されて、病院を介護施設に転換しても財源がないから、診療報酬はもらえない。
介護保険はもっと赤字。
世間一般の考え方からすれば、「赤字なら、客単価あげればいいじゃん。商品値上げすればいいじゃん。」「人件費削ればいいじゃん。仕入れ安くすればいいじゃん。」
ってことになる。
ただ、医療・介護の世界ではそれは無理な話。
客単価、やったことに対しての報酬は全て決まってる。転んで足の骨折って、病院に行っても、払うお金はほぼ一緒(病院の規模とかで多少は違うけど)
仕入れも、公定価格が決まってるから、そんなに差は出ない。(大きな機械は別だけど)
人件費、看護師の数で収入を決めようとしているのに、削れるわけないよね。そのせいで、給与が出せない病院は人手不足になり、更に収入が下がりっていう悪循環。←これ、単なる人集めして収入を増やそうとする所も出てきたから、今更患者の重症度等によって加減するってなったけど・・・
大体、医療法人は利益を追求しないことが前提になってる。ただの私企業なのに・・・
利益ありきの経営はしちゃいけない、でもその補助は知らないって・・・
ホント、政府は国会議員は世間を見てるのかって思う。
政権を握るために国民の目先をくらます政策ばっかり。
税金が上がるのはいやだけど、でも、ツケはいずれどこかにくる。
きっと医療界だけじゃないはず。ほかにも同じようなところがあるはず。
ただ、言えるのはちょっと前まで病院が、医師が儲かっている。患者に対して怠慢だなんて言ってたメディアが
公的病院を中心とする未収問題(どうせ税金で補填するんだからと治療費を払わない患者がいる)を取り上げ、
モンスターペイシェントという言葉を作った。
小児科や産婦人科が少なくなってる現実もようやく浸透してきた。ただ、政策に反映されてきつつあっても、現実はもっと深刻。
医者に文句をいおう。何かあれば裁判だ。アメリカのように訴訟だ。なんて煽った結果がこれですか?
もちろん、医者も患者も言うべきことは言わなければならない。
けれど、お互いがお互いをもっと思いやるべきだったんじゃないだろうか。
少子化対策なんていっておきながら、まず産む環境がない。
子供産む為に県外まで行き、
医者は外来で一日中診察した上に、当直業務をこなす。
そんな中で、ぎりぎりの中で、私たちの命は保たれている。
テレビに出ているスーパードクターだけが、すごいんじゃない。
年を重ねても、何時間も連続で働き、家に帰っても急患が出れば駆けつけて、夜中に手術する。
そんな医者をはじめとする、医療関係者が日本の医療の根幹を支えてる。
私が、高齢者といわれる時代になったとき、日本に医師はいるのだろうか?病院はあるのだろうか
今年出産する(した)友達が多いから、余計に気になったのかも。
それぞれの業界って業種ってその世界の人しか知らないこと多いもんなぁ。
外部の人に「診療費高くしたらいいじゃないですか」なんていわれたら、愕然とするよ。
でも、それが世間一般の考えなんだろうか・・・って、アツくなりすぎたな。
ウザイかな・・・うん。
まぁ、たまには真面目に・・・