1954年5月25日、写真家のロバート・キャパが、インドシナ戦争取材中に、地雷に触れて亡くなりました。

「真実が最高の写真なんだ。それは、最高のプロパガンダでもある」

彼は、写真史に残る報道写真家で、戦場カメラマンの先駆け的な存在です。そんな彼の名言通り、彼の写真には、心を打つ真実があります。

今日は、そんな真実にせまる映画

「メキシカン・スーツケース<ロバート・キャパ>とスペイン内戦の真実」

2007年に、メキシコで発見された3つの箱に関する物語。
箱の中には、ロバート・キャパ、ゲルダ・タロー、デヴィド・シーモアらが撮影した4500枚ものネガが入っていました。見つかった写真と、共に、スペイン内戦の真実と、ロバート・キャパの真実にせまるドキュメンタリー。

なぜフィルムは、メキシコに渡り、時を経て見つかったのか?全ては、偶然ではなく、この時代に発見されることが、必然であるかと、、、

今でなく、未来に託したスーツケース、、、

発見されたネガから、過去を見つめ、今につながる。

闇に葬られた真実を見つめ直すために、貴重な写真が闇から発見されるよう、神の采配があったのかもしれないと、思うと、なんだか、とても神秘的。

そんな、時間のロマンを感じながら、この映画と、時間の旅をしてみませんか?