息子と観劇。
里見八犬伝。
久しぶりの遠出でも息子がいるから心強い。
体調悪いわたしに歩幅合わせてくれたり、
人波から庇ってくれたり
良い男に成長したな。
里見八犬伝は
子供の頃に映画を見て以来で
内容も
玉を持った8人がでてくる
順番に死ぬ
みんな犬がついた名前
くらいの知識しかなくて
事前に原作を、と思ったものの、
なかなか見当たらず。
昔の八犬伝で一番印象的だったのは
志穂美悦子さんが演じた毛野でした。
最後のシーンで泣いたのを覚えています。
しかし、今回は
和田雅成目当てでしたので、
小文吾推しになるのかなー、と
思っていましたが
登場人物もれなく推しでした。
1人なんて選べない。
玉梓なんか、
本当にかわいそうで
同じ女として、愛する人に殺意を向けられ、子供まで奪われたら…
ただ、悲しいよね。
浜路も、本当にかわいそう。
愛した人に2度も殺されるとは。
女性群に自分を重ねて観ていると
男達が苦悩したり
仲違いしたり、
描写はありませんでしたが
みんなでわいわいやったり、としてたようで、
彼女達がなぜそうなったのか
あまり考えずに
むしろ冷たくあしらう辺り
ちょいちょいイラつきました。
それでも彼らの最期の演出は
ほろりときました。
ああ、また玉が砕ける。
彼らの心情が、本音が吐露される度に
物凄く切なくなりました。
あと、殺陣すごい。
奥行きのあるステージを生かした殺陣は
2階席くらい離れて見た方がきっと面白い。
今回、1階の11列目とわりと良席でしたが、全景が見辛かったです。
次観れるなら、2階席がいいな。
それか円盤になったらじっくり観たいです。
今日の東京遠征で
体に相当無理をさせたので、
おそらく来月から入院します。
左の背中が痛みます。
心臓に負担がかかり始めたのを体感。
徒歩移動ですら
動悸息切れでままならなくなりました。
下瞼みたら、真っ白だった。怖。
でも、
入院前に素敵な舞台を観れて
息子と、沢山話ができて
いい1日でした。
もうちょっと生きたいな、と
欲がでました。
劇シャイも刀ステも落ちましたが
生きていれば観るチャンスはあるからね。
まずは普通に生活できるようになりたい。
たぶん
わたしが見たい玉の字は
生、かな。