昔、私が幼稚園児だったころの話。


園の七夕の短冊には園児たち、それぞれ思い思いの願い事が。


「かけっこがはやくなりたい」

「すてきなおよめさんになりたい」


そんな中、当時、園児だった私が短冊に書いた願い。


「おとうさんが、てんごくで げんきでいますように。」


後に母から聞いた話。


うっすら、わずかに記憶に残っている。

園の先生は泣いていたらしい。



今日は七夕。

あの頃みたいに短冊には書けないけど

そっと心に願う。



「一日も早くALSが治る未来が訪れますように。」