久しぶりの瑠花色講座 | 瑠花オフィシャルブログ「SECRET GARDEN」Powered by Ameba

久しぶりの瑠花色講座

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第一回からすっかり止まっていた色講座w
私の唯一誇れる資格が、カラーコーディネーター1級だってのに。

写真をごらんくださいませ。
今日の私の色合わせです。
柄アーミーなのはおいといて。
青紫と黄緑というのは意外に合うんですよ。
青紫をもう少し紫みを強くしたり、黄緑を緑方向にしても可。

何でもバランスですが、色もそうです。
無難なのは類似色だけど、反対色だと高度な組み合わせが楽しめます。
反対色とは、色相環においてちょうど反対の位置になるぐらいの組み合わせ。
色相環は、黄→橙→赤→紫→青→緑って感じで変化していくようになってます。
一番少ないので12色相。
赤のちょうど反対は青緑。
黄の反対は青あたり。
で、青紫の反対は黄緑。

だけど、反対色の原色をそのまま組み合わせると、激しすぎて不愉快に目がチカチカします。
これをハレーションと言います。
だから、色のトーンを抑え目にします。
それぞれの色って明度や彩度によってだいぶ印象が変わります。
私の今日の感じだと、どちらの色もダーク(暗め)とかダル(鈍い)にしてます。
そうすることで落ち着きます。
私はもともと原色があまり好きでなく、中間色で落ち着いた色が好き。
例えばピンクでも、濃いめのサーモンピンクとか、少し青みがかった薄いベビーピンクとか。

で、数ある反対色の組み合わせの中で一番好きなのがこれ。
紫は割に好きなんですが、下品になりがちなんですよね。
それを上品だったり渋めだったりにするには、やはりトーンと組み合わせが命。
お嬢様っぽくするなら、クラシカルな暗いヴァイオレットとベージュの組み合わせとか良いです。
紫の場合は、類似色に近いとあまり綺麗に映らないですね。
赤紫と紫とか。
紫とピンク(赤)とか。
ベージュはもともと黄が暗くなったものなので、反対色に近いんです。

一番組み合わせ難しいのは黄系ですかねえ。
他の色なら無難に何でも合う黒がダメだし。
黄色をくすんで見せてしまうから。
目立たせるには明度がかなり違うからいいんですが。
工事現場とかね。
黄と黒を着こなしてる人なんて、鬼太郎ぐらい?w
やはり暗めにして茶色とかが組み合わせしやすい。
だけど、黄色らしさを出すなら、すごい暗い瑠璃色と薄い卵色とかどうでしょうね。
あとは類似色でオレンジ系か黄緑系とか?
原色の黄色なら、やはり一番生かしてくれるのは白かなあ。
そのぐらい黄色は主張が強い。

私、日本の昔の色って大好きなんです。
着物とか相撲の回しの色。
トーンだと、ディープかダルになるのかな。
昔の日本人は、西洋人には考えられない中間色の組み合わせもこなしていたんです。
赤と黄とか。
青と緑とか。

そうそう、最近あるテレビのコマーシャルで、実は3原色じゃなく4原色だった!とか言ってますが。
あれ嘘ですから。
テレビみたいな光の組み合わせの場合、合わせて白になるのが3原色。
赤と青と緑です。
ライトでやってみるとわかります。
この3原色があれば、すべての色ができます。
だから、青色発光ダイオードができてから初めて、様々な色のLEDを作れるようになったわけで。

光より絵の具の方が使った経験ある人が多いだろうから、イメージしやすいでしょうが。
絵の具の原色は、イエロー(黄色)とマゼンタ(赤紫)とシアン(緑みの青)です。
(ちなみに、○みの○という色は、後にくる色がより強い感じです。
赤紫とか青緑とか言う時は、両者の色が半々)
こちらは顔料の関係上、混ぜると黒になるのが原色です。
そしてやはり、この3色さえあれば、すべての色が作れます。
水彩絵の具は水使うから違ってきますが、顔料をそのまま混ぜる油絵の具はこの3色がちゃんとあります。
だから中間色が多いですね。
白と黒は明度を変えるのにたくさん使いますが、あれは色ではないんです。
単なる明るさ暗さ。

てな感じで、日々目に入る色の組み合わせを、皆さん楽しんでくださいにゃ。
そろそろカラーコーディネーターもきちんと副業でやろうかな。

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