2024年5月18日(土)・19日(日)に東京ビッグサイトにて開催された
デザインフェスタ59に参加したので、その記録です。
■5月18日(土):一般参加
東京駅という迷路を1時間かけて抜け出し、昼頃会場に着きました。
りんかい線の駅を降りて徒歩で会場まで迷わずに行けるか不安でしたが
人の列がぞろぞろと会場に向かっていくので、ついていくことでまっすぐ向かうことができました。
この日、東京は5月なのに気温30度。
西館1階に入ると人の熱気、むしむしとした空気、人のあいだを抜けるときに波にもまれぶつかる。
あっというまに汗をかいてへろへろになりました。
荷物はあずけてできるだけ軽装にして正解でした。
南館はアクセサリー中心でクーラーがきいており人も少なく快適でした。
事前に行きたい箇所を調べていたので、メモをみつつ、
ブースの世界観にひきこまれたり、ツイッターでみたことある!と、寄り道しながらまわりました。
美術館のように作品を見ながら考えたり、作品と目があって一瞬で購入を決意したり
刺激がつぎつぎに飛び込んできて、久しぶりに脳のいろんなところを使いました。
素敵だな...と思ったブースは世界観や雰囲気を大切にしており
作家さん自身の服装も世界に合わせていました。
世界観を演出しても、人がそのままだと異物になる という気づきがありました。
パフォーマンスのエリアだけでも1つのイベントの規模だったり
飲食ブースもたくさんの人であふれており「さすが東京!」と思いました。
老若男女、参加者はさまざまで、この人の数だけモノが溢れている、この数だけ個性がある...。
この熱量を感じるイベントは初めてでした。
■5月19日(日):出展
本番です。
大荷物を持って8時ごろ会場入り
Sブースを借りていましたが、実際に机椅子を置くと狭い...!
座ることは難しかったため、椅子はなくしました。
また、出入りするところを30cmと見積もっていたのですが、それも狭い。
人間の動くスペースの大きさを見誤っていました。
後ろ、お隣との間ギリギリを動いていたため、ご迷惑をおかけしてしまいました...
設営時間にクーラーはきいておらず
ブースを完成させる頃には汗だくでへろへろでした。
体力や涼しくする対策が必要です。
机は150×60cmと大きめのものをレンタルしたので作品は余裕をもって置けました。
また、写真をとる人が多かったので、作品後ろにパネルを置いて正解でした。
売り上げとしては小さい作品が一番多く売れました。
このブースは目的ではなかったが、見て何かいいな...と感じた方は
・手に取りやすいもの(一番安い作品)を購入しよう
・名刺だけもらっておこう
・写真に記録しておこう
という流れが多かったです。
逆に値段が張るものは
・現金の手持ちがなかったので見送り
という方がいらっしゃいました。
目的のものを購入したあとに周っている、という流れを考えたら高額作品の購入は難しい...という気づきを得ました。
他ブースでは現金以外OKのところも多くありましたが、自分のブースは現金のみとしていたため、ここは難しいところでした。
価格が安い作品→ついで買いしやすい
価格が高い作品→目的にして買う(出会ったので買う!ということは稀)
という傾向があるようです。
また作品集(本)を今回のために作ったのですが
1冊も売れないという結果でした。
本よりも現物が欲しい傾向があるのかもしれません。
また4時ぐらいからは目的を果たした人が多くなるため、立ち寄る人も少なくなりました。
撤収を5時から始めましたが、帰りの時間に余裕がなくなってしまったため
もう少し早くてもよかったなと感じました。
そして嬉しかったことは、ツイッターでみていた方とお話できたことでした。
本人とお会いできるチャンスと気付いたのが遅かったため、いろいろと後手になりました。
自分のブースに挨拶にきていただいたとき、すごく嬉しかったです。
もっと自分から行動すればよかったと反省しました。
■まとめ
・服装
5月でも建物内は夏と変わらない
動きやすく、通気性・速乾性があるものがいい
出展する側ならブースとの世界観を統一した方が魅力的である
・売れ行き
小さいものは「出会い」を感じた方に
大きいものは事前に宣伝して、目的にしてもらう
写真、本よりは実物がいい(価格帯やカテゴリーにもよる?)
ぱっとみたとき値段がわかりにくいと近寄りがたい
・時間
朝一はゆったりした時間(人気のブースに人が集中する)
昼から人がとても増える
夕方ごろには目的を果たした人が多くなるため落ち着く
帰宅することも考えると4時ごろ撤収でも良いかもしれない
・ブース
「30cmはせまい」
自分が大きいと思っているなら、30cmの通路は足りないと思った方がいい
他の人に迷惑をかけないように配置を工夫するか、ブースを大きくすること
背もたれありの椅子は30cmには置けない
・その他
実際に作家さんとお話できる機会である
名刺+作家名で挨拶してもらうととても嬉しい(自分談)
東京に初めて出展したため不安がたくさんありましたが、それを上回る嬉しさに出会えました。
自分の作品傾向はダーク?な雰囲気で人を選びますが、参加者数が多く、その分たくさん見てもらえました。
作品の合う合わないは地方・規模にもよるのかもしれません。
また参加したいです。