私が死ぬことを決意したからといって世界は何も変わらない。

地球は回っているだろうし、誰かは笑い、誰かは泣いているだろう。

ある国では戦争が起きている。
ある国では地震が起きた、異常気象に見舞われた。

ほら、世界は何も変わらない。


街灯は相変わらず部屋を薄暗く映し出す。


ずっと過ごしてきたこの部屋がまるで別物のようだ。

8畳。フローリングだか、元は畳の部屋を改装した。

そのせいで今でも形を残す引き戸がずっと嫌いだったな。

奥の壁には腰から頭ぐらいの高さの窓があり、その前には木製のシングルベッドがある。

そしてカンナの座るカーペット。目の前には鉄製の足にガラスの乗った小さなテーブル。雑にまとめた化粧品、鏡が力を無くして横たわる。

だが何かが違う。

ここはついさっきまで私が居た部屋とは違う場所だ。


家具が、他人を見るような冷ややかな目を注いでくる。


私の見方が変わったのか。

カンナはそう思うとベッドへと上がった。

マットのバネがそれを受け止め、彼女の体を模る。


起きた時のまま足元に転がる薄手の布団を、爪先を器用に使い引っ張る。
太股あたりの所定の位置までくると、その上に疲れた足を伸ばした。

布団をかける必要のないこの季節、それは足を休めるための物になる。


仰向けに寝そべり、天井を眺めた。

闇に包まれたそこは、限界が見受けられない。
そのまま吸い込まれていきそうだ。
0:07

携帯の画面が知らせる。

部屋の電気は消え、そこを照らすのは窓から射し込む街灯の光だった。

都会に住んでいる限り、月明かりに照らされる事はないだろう。

カンナは床に敷かれた合成繊維のカーペット上に腰を下ろしながら、そんな事を考えていた。


このカーペットは真っ白な白熊みたいにフワフワしていたから買ったのだった。

しかし今では当初の触り心地はなく、白も濁ってきたように思える。

時間の経過とはそういうものだろう。
在るものの姿を変え、時には奪っていく。

そして、ほんの数分前に昨日が終わり、新しい一日が始まった。
淡々と。
特に何が起こるでもなく、無情な静けさの中で始まった。


私は今何をしていて、これから何をしていくのだろう。

生きる理由なんてものは端から無いと決めているから考えないが、それでも虚しくなる時がある。

十代の終わりを目の前にして。




そんな時だった。

死のうと決めたのは。
久しぶりに書く。
こんなブログに意味なんかあるのか?としばらく放棄していたが、
今尋常じゃなく暇だから。

ブログってインターネットで誰もが見ようと思えば見れるものでしょ?
だからどこまで書いて良いのか分からんのよ。

アクセス解析を見て、一人でも読んでくれた人がいたから嬉しかった。

今日はこのクソ暇な時間を利用して携帯小説を書こうと思う。