Sign+* | Scapegoat+*

Sign+*

頭の中でノートルダム級のベルが鳴る
人が喋れば それは二重奏。
私は飛んでいた

そんな意識の中、MDを最大にして。外界の雑音を、
遮断。

後はもう何も見えていない
ただ無心で、紙をカッターで引き裂いていた様な
そんな断片的な記憶を持ってて

両隣に人の気配
きっと大切なあの二人だったろう(姿は見ていないから、解らない)。
それでも私の世界には入れなかったらしく

わたしはひとり、教室を後にする
…と、廊下にひとりの姿が見える。(やっとひとり、認識した)
優しいね、わざわざ 寒い廊下に出てくれたんだ

心の中で、小さく“ありがとう”を言うと
また、ひとりの世界へ 私は姿を消した

誰も、救えなかったよ?