オズフェスト2013 | 奥浜レイラオフィシャルブログ「L→R」powered by Ameba

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ついにこの日がやってきました!
オズフェスト2013!

日本に上陸するのはいつかいつかと待たれていたこのフェス。
1996年にアメリカでオジー・オズボーンの奥様、シャロン・オズボーンが主宰としてスタート、その後ヨーロッパ等でも開催されています。


このビッグなメタルフェスの上陸!というだけで胸躍ったメタルファン、音楽ファンもきっと多いですよね。私もその一人。
だってやっぱり観たいじゃない?生ブラックサバス!生オジー!ね?

マイファーストオズフェスは日曜日の人間椅子から参戦でした。
ステパンも観たかったのですが、どうしても間に合わず残念。

思っていたより女性が多かったかな。(これはラウドパークとの比較ですが)
ちょっと年齢層も高めの二日目。オペラグラスを持ったおじさまもいました。
他のフェスより荷物チェックのポイントが多くて出だしから少しびっくりしちゃいましたが、メタルを愛する人たちが集まっている雰囲気はもう入り口に入る前から。

photo:01


ちゃらーん
もちろん撮影!一人で行ったので、自分込みの記念撮影は出来ず!

photo:02




さて、ライブの様子。
まず人間椅子が良かった。あのおどろおどろしい雰囲気が好きです。盛り上がったなー。終わったあとのお客さんの拍手、あれはアンコールを求めるものだった。トリではないけどお客さんの切実な、おべっかじゃないアンコールの拍手が長くて激しかった。


そして、ストーンサワー。
激しい演奏、サウンドの中に、テクニックや勢いだけじゃない音楽としての味わいみたいなものが入ってくるから、彼らの、コリィ・テイラーの音楽的な造詣の深さが見える。
地響きのようなドラムに軽妙なギターのフレーズ、そこに寄り添うコリィ・テイラーのクリアなボーカル。
その身軽さとヘヴィさのバランスが良いこと!あまりに気持ちよくてヘドバンでした笑

中盤~後半の美メロタイムは特に素敵だったなあ。メタルフェスとは思えない穏やかでジーンとくる時間でしたが、こういう叙情的な面もある意味オルタナメタルアーティストらしい。
Say You'll Haunt MeやBotherでのコリィのボーカルも素晴らしかった!コーラスの美しさも。
もう一回単独で観たいな。


そのあと特に驚いたのは、TOOL!
もう、とにかく圧巻!圧倒されました。
ダークで壮大なサウンド、そして世界観の作り方。
並びで2ステージあって、どちらにもモニターはあるんだけどTOOLだけは自分達のステージの方にしか映像も出していなかった。(他バンドは隣のステージ前に陣取る人達にも見やすいように、どっちのモニターにも出してました)良い悪いではなく、演出の仕方はさすがでしたね。
内に籠るような演出と、外に向けて放出する音作り。
その音もまたいい。ヘヴィロックを聴いていると思えないくらい心地よい!
音同士を混ぜてマーブル模様に、こういうヘヴィロックの作り方はあまり観たことがなかった。
刺すのではなく包み込むような。
例えるなら、シガーロスのステージのヘヴィロック版。活動歴はTOOLの方が長いのですが。
プログレ的な要素もあって、ほーんと観ていて楽しかった。棒立ち。こちらもまたじっくり観たい。
今度はもっと近くで。


そして最後に登場したのは、御大ブラックサバス!待ってましたー!!
悪魔のミサ・・と思って見始めましたが、映像も含めそれは政治的なものでした。サウンドも大人の落ち着き。荒くれ者、というイメージではなかったです。
メタルの世界を今も現役として引っ張る、リヴィングレジェンドそのものでした。
ドラムのパフォーマンスも良かったし、トニー・アイオミのギターの滑らかさもああこれが本物かとまじまじと見入る。
もちろんオジー・オズボーンの存在感やキャラクターからも目が離せない。
これがキャリアなんだ・・演奏が上手いだけではなくて、年齢とか蓄積によるものなんだなとじんわり感動していました。
遠いステージだけど確実にそこに存在していて、私も同じ場所で空気を吸ってるんだ!ってね。同じ時代に生きて、見られて良かった。
にしても、オジーは何だかキュートだったな笑
Iron Manを聴きながら待ってました!とばかりに、すごい本格的なヘドバンを披露する華奢で可愛い女子もいたりして、興奮や、どうか終わらないでー!という気持ちが混ざる異様な空気に包まれた日本での初のオズフェストは幕を閉じたのでした。

行けて良かった!
伝説を目撃した充足感、凄まじいです。

また来てくれるかしら?オジー!