シアターN渋谷 | 奥浜レイラオフィシャルブログ「L→R」powered by Ameba

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12月2日をもって最終上映となった、シアターN渋谷に行ってきた。

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七年という、映画館としては短い営業だったそうだけど、その短い期間に私はここに何度も訪れ、何本も映画を観たのだった。

私がシアターNで観るのは主に音楽映画だった。
ドアーズ/まぼろしの世界、極悪レミー、全ての若き野郎ども/モット ザ フープル、kocorono、パティ・スミス:ドリーム オブ ライフなど…割愛しますが、音楽映画以外も個性的な作品をいくつか観たな。
最後に観たのは、The Tall Manというサスペンスホラー。

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特にバンドの、人の、悲喜こもごもをここで観るのが好きだった。

もちろんフィクションも好きだけど、ドキュメンタリーを皆で観るというのは、映画の中の被写体と一緒にお客さんも同じ大きな船に乗り込んだような気持ちになるのがいい。

特にバンドのヒストリーものは、その場にいる人たちとバンドへの想いを共有するようで愛おしい時間だった。
映画が終わると、そこにいる皆で飲みにでも行きたい気持ちになる。

今年に入ってからは、大型の劇場で音楽映画を観る機会もあったけれど、そこはまた違った気持ちになるものだと気付いた。


暇が出来ると、シアターNの上映スケジュールを確認した。
そして他のミニシアターも。
お休みの日は渋谷のどこかで映画を観る。
出来れば割引のある曜日に狙いを定めて。
ただの映画ファンである私が、出来るだけ多くの作品を観るための方法。
水曜日に時間が空くとワクワクする。有難い日。
欲を言えば、毎日もう少しお手頃に映画を観られたら良いんだけどな。

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今年の後半だけで、好きな映画館がいくつか閉館を迎えた。

時代は変わる。
映画を観る方法も変わる。
映画は、映画館は、これからどんな道を行くのだろう。
もしかしたら、今までとは違うやり方を選ばなければいけないかもしれない。

どんな道にせよ、私はただ映画を愛し続ける。
変わるものと、変わらないもの。
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ありがとう。またどこかで。