今,私を現実に繋ぎ止めている楔石はどんな形をしているのだろう。
そしてそれを打ち込んだのは誰であろうか。
 
 
# それが柵であるのなら
# それは自分自身の存在,或いは存在した記憶なのか。
 
 
 
【22歳 3月19日のキミへ】
楔石は、釣り針の「かえし」のように刺さったら抜けにくい構造。無理に引き抜けば、大きな痛みを伴う。
打ち込んだのは、不明だ。
気付いた時には既にそれは打ち込まれていたのだから。
 
…というのは、忘却による無意識的自己保存であり、恐らく打ち込んだのは、自分自身であろう。
そして、楔石の反対側の端を誰かに握ってもらう事を願っている。
 
あたかも首輪を付けられた飼い犬が、犬小屋に帰っていく事で己の所在を明らかにするように。
 
 
【参考】
※Yのイメージ
楔石は、石器時代に使っていたような先の尖った細長い石というイメージが出てきたのですが、誰…というのが出てこない…というか、特定出来ないというところです。
強いて言えば、社会…というところかなぁ。
 
※Hのイメージ
楔石は、鋳型のような中空構造。打ち込んだというか、その型枠を形作るものが周りを取り巻くもの…という発想はどうでしょうか?
枠は枠。あくまで外部。中を満たしはしない。
でも、楔石自体が外部的機能である事を考慮すると、必ずしも満たせないわけでもないのでしょうね。
 
※Tのイメージ
楔石は、先が尖っているイメージでしょうか?
打ち込んだのは…、
…すんません、なんて言っていたか忘れました:(;゙゚'ω゚'):
 
 
#この問いは、世界に対するスタンス…ある種の積極性の指標になるだろうか?
#そうであれば一番望ましい答えは恐らくこうなるだろう。
#「繋ぎとめるための楔石など、初めから存在しない」
#だが現実には、世界観や実在感の致命的瓦解が、小さな楔石程度の何らかの欠損を契機としているように思える。
#やはり世界は不安定だ。