眠れない日々が続く。
気が付けばカーテンの隙間から朝の日差しが光のカーテンを創り出している。
青空の下楽しげに流れる風に身を任し飛び回る鳥達の囀りが僅かに聞こえてくる。
そんな清々しい朝を向かえ
多くの人間が社会的な常識,通念に隠された薄汚れた雑踏に
自分の置かれる義務感からか当然の如く足を向ける。
然しながら彼にとっては
束の間の休養を楽しめた実感もなければ
刻々と流れる時間の中で自分が何をしていたのか,眠る事が出来たのか,
あやふやで不快感に満ちた一日が始まる。
眠る事が出来ないのか。
眠る事に潜在的な恐怖感を抱いているのか。
限られた時間の中,惰性に任せて時の流れに乗って行くのが怖いのか。
己の存在の軽薄さを実感する事が,
相容れない人間が溢れる世界に飛び込んで行く事が怖いのか。
理由も意味もなく生きていける程強い存在ではない。
死んでいないから生きている ?
生きているから死んでいない ?
死ぬ理由も無いから生きている ?
幾ら時間を浪費しても改革的な意識の変革は生まれない。
幾ら考えても何一つ変わる物は無い。
何も変えようとしていないから ??
自ら幸せを探そうとしていないから ??
現在の生活に何かしら理由を付けて無理矢理自分を納得させて悲しんでいるだけ。
哀愁感に満足して自分を哀れんでるだけ ??
惨めな自分を俯瞰的に見て全てを諦めているだけ ??
自分を特別な人間だと思い込んで幸せを放棄した気になって薄倖な人間を演じているだけ ??
生きる理由も無いのに死なないの ?
死ぬ理由がないから生にしがみついているの ?
生きる事にも死ぬ事にも意味は無い,死ぬまで生きるだけ ?
そんな人生観に自己陶酔して満足しているだけ ?
もしもこの世に産まれるその時に自らに選択があったのであれば
産まれてくることがなかったならばどんなに嬉しい事か。
叶う筈の無い願望。
今この瞬間にでも世界が破滅してくれたらどんなに嬉しい事であろうか。
気分が悪い
【21歳 5月13日のキミへ】
ずっと心の中で繰り返してきたシミュレーションがある。
ボクの中で、幼きボクが、何度も問う。
「どうして、自分で、自分を、殺しちゃいけないの?」
他人を殺しちゃいけない理由なら明白だ。
ただ、それが自分自身に代わると、途端に答えに苦しむ。
答えても、更に問い詰められる…それはどうして?と。
終わる事のない問いかけが、何度か繰り返されると、決まって答えに詰まる。
未だに、幼きボクを、そしてボク自身を、納得させるだけの答えは出せずにいる。
理性では到達できない領域がある。そこは超越性の領分。宗教が救済する領域。
この問題も超越論の方向に回避できるのかもしれない。
でも、それでは、別の心の問題が残る気がする。
この世界に、心を繋ぎとめておく事ができない気がする。
これはきっと、ボクにとっての罪と罰なんだ。
#良心は魂の善。
#同時に、全てを反転させるような決定的な答えも、きっと存在すると思いたい。
気が付けばカーテンの隙間から朝の日差しが光のカーテンを創り出している。
青空の下楽しげに流れる風に身を任し飛び回る鳥達の囀りが僅かに聞こえてくる。
そんな清々しい朝を向かえ
多くの人間が社会的な常識,通念に隠された薄汚れた雑踏に
自分の置かれる義務感からか当然の如く足を向ける。
然しながら彼にとっては
束の間の休養を楽しめた実感もなければ
刻々と流れる時間の中で自分が何をしていたのか,眠る事が出来たのか,
あやふやで不快感に満ちた一日が始まる。
眠る事が出来ないのか。
眠る事に潜在的な恐怖感を抱いているのか。
限られた時間の中,惰性に任せて時の流れに乗って行くのが怖いのか。
己の存在の軽薄さを実感する事が,
相容れない人間が溢れる世界に飛び込んで行く事が怖いのか。
理由も意味もなく生きていける程強い存在ではない。
死んでいないから生きている ?
生きているから死んでいない ?
死ぬ理由も無いから生きている ?
幾ら時間を浪費しても改革的な意識の変革は生まれない。
幾ら考えても何一つ変わる物は無い。
何も変えようとしていないから ??
自ら幸せを探そうとしていないから ??
現在の生活に何かしら理由を付けて無理矢理自分を納得させて悲しんでいるだけ。
哀愁感に満足して自分を哀れんでるだけ ??
惨めな自分を俯瞰的に見て全てを諦めているだけ ??
自分を特別な人間だと思い込んで幸せを放棄した気になって薄倖な人間を演じているだけ ??
生きる理由も無いのに死なないの ?
死ぬ理由がないから生にしがみついているの ?
生きる事にも死ぬ事にも意味は無い,死ぬまで生きるだけ ?
そんな人生観に自己陶酔して満足しているだけ ?
もしもこの世に産まれるその時に自らに選択があったのであれば
産まれてくることがなかったならばどんなに嬉しい事か。
叶う筈の無い願望。
今この瞬間にでも世界が破滅してくれたらどんなに嬉しい事であろうか。
気分が悪い
【21歳 5月13日のキミへ】
ずっと心の中で繰り返してきたシミュレーションがある。
ボクの中で、幼きボクが、何度も問う。
「どうして、自分で、自分を、殺しちゃいけないの?」
他人を殺しちゃいけない理由なら明白だ。
ただ、それが自分自身に代わると、途端に答えに苦しむ。
答えても、更に問い詰められる…それはどうして?と。
終わる事のない問いかけが、何度か繰り返されると、決まって答えに詰まる。
未だに、幼きボクを、そしてボク自身を、納得させるだけの答えは出せずにいる。
理性では到達できない領域がある。そこは超越性の領分。宗教が救済する領域。
この問題も超越論の方向に回避できるのかもしれない。
でも、それでは、別の心の問題が残る気がする。
この世界に、心を繋ぎとめておく事ができない気がする。
これはきっと、ボクにとっての罪と罰なんだ。
#良心は魂の善。
#同時に、全てを反転させるような決定的な答えも、きっと存在すると思いたい。