何時の日か太陽の様に輝く包容力に満ちた
人々の心の奥底に何時までも残る
普遍的な心の叫びを
声が枯れるまで歌い続けたい

荒んだ世界で生きる意味を見失い
生きる事を強制されたこの世界で
ほんの一時でも全ての苦悩を忘れられる
各々の人生観すら意味を持たない
全ての束縛から解き放たれ
熱気を包括した空間で
せめて人間らしく生きられる世界を


酒を飲んで脳を抑制したところで
その反動で出てくる愚痴で世界は変わりはしないよ。
ドラッグの刹那的な快楽に酔いしれたところで
錯覚が創り出す世界で自己陶酔に酔うだけ。


純粋な言葉の持つ力は
普段何気に発している分気付かないかもしれないけど
直接胸に響くその一言一言は
聞くものの価値観を変えるほどの大きな魅力があるんだよ。


悲しみに満ち溢れたこの世界で
生きる事と対等の幸せを求める事は難しいかもしれないけど
自分の生き方を覆すような優しい言葉に共感を覚えた時
その瞬間世界は彩り鮮やかな情景に変わり
全てが生きる喜びに変わるはずだから



【21歳 7月11日のキミへ】
果たして、たった一度でも、優しい言葉を残す事ができたと言えるだろうか?
答えは分からない。
だから代わりに、キミに伝えておくよ。

「ボクが死んでも、この世界は何も変わらない」
そう言って、目を伏せたキミに、
「私の世界は変わるから」と断定的に即答してくれた人がいた。

その言葉は、今でも鮮やかに残っている。
ボクは、今も、生きているよ。

#そして、生きているからこそ、伝えられる言葉がある