"私にはこれしかないから"
そう言葉にして涙を流す少女の映像

TVの向こうに座る互いの顔も知らぬ多くの人々。
メディアの掌の上で作り上げられた偶像を胸に
奇妙にも組織でもない,社会でもない,何にも属さない一体感に包まれている。


改めて問い掛けてみよう
彼らは希望を手に入れる事が出来たのであろうか ??



【21歳 10月17日のキミへ】
象徴的シンボルによる啓蒙など、いとも簡単に崩壊する。
そして、モラルを失ったシンボル操作は、生贄を求める。
でも、希望なんてものは、この犠牲から目を逸らした者だけが手にできる、虚ろな産物に過ぎないのかもしれない。

#得てして、犠牲に同情し憤る、善人の素振りで