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2004年に公開されたサスペンス映画「SAW」は、限られた予算の中で生まれた傑作として全米および日本国内で話題となった。

多額の予算を注いだことをアピールする映画作品が多い昨今において、条件の厳しい中でより良い作品を目指そうというアプローチは、多くのクリエイターを刺激した。

デジタル化され便利になった環境において、あえてアナログで制限された状況を使うというのは、この例にも似て想像力をかきたてる助けとして有効だと思う。

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ビジネスにおいても、パソコンを使ってペーパーレスを進める流れがある一方で、紙の書類を使って思考整理することによって問題解決がスムーズに行くこともしばしばある。

クリアファイルは限られた予算で作る販促ツールとして今でもよく利用されているが、紙の書類がなくならない限りは、効果的であり続けるだろう。


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デジタルとアナログの混じり合っているものといえば、腕時計もそうだ。電波時計など「時間を見る」のに便利な機能が増えてきた一方で、手巻き時計を愛好する人も少なからずいる。

これはなぜだろうか。

毎朝ネジを巻くのは手間がかかることではあるけれども、「限られた時間を有効に使おう」と思い出させてくれる。

まさに時間を「見る」のではなく「視る」ために、アナログ時計は今なお価値が高いのかもしれない。


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