こんにちは、レイ・ブータンです。
今回もブータン公式ツアーガイドを務めるジャムヤンさんのご協力で
「ブータンの建国記念日」をお届けします。
“ブータンの建国記念日は、1907年に初代国王ウギェン・ワンチュクの
戴冠式記念日として12月17日になりました。これによって国が一つとなり、
世襲君主制を設立し、2008年には立憲君主制へ移行する道を開きました。
建国記念日はブータンの歴史と安定した統治システムの確立を反映しています。
この日は、伝統的な舞踏・式典・国旗掲揚など様々な催しで祝われます。
国の団結、主権、そして、国民と王政の永続的な絆を
思い起こさせるものとなっています。
2023年12月17日にチャングリミタン・スタジアムで行われた
116年目の祝典は、2万人以上の参加者を集めた一大イベントとなり、
生中継を通じて何十万人もが視聴者した素晴らしいイベントでした
スタジアムの外に多くの人が毛布を持って列を作って、開場するのを
今か今かと待っていました。このワクワク感は参加した国民を一晩中スタジアムでのお祝いへと導き、団結と愛国心という大切な思い出を作ってくれました。”
以上です。いかがでしたでしょうか?
ブータンの家庭では国王や王妃のポスターを飾り、国旗のワッペンや缶バッチを身につける様子が日常として見られます。エッセーからも、ブータンの人々のロイヤルファミリーへの敬愛建国記念日への熱量
が感じられたのではないでしょうか。
(国王は建国記念日の演説で、インドと国境を接するゲレフに
新たな経済拠点を設けるビジョンを語りました)
日本の建国記念の日は2月11日で、「建国をしのび、国を愛する心を養う」と
規定し、1966年(昭和41年)の祝日法改正により国民の祝日に加えられました。
それ以前は紀元節と呼ばれ、今年2024年は皇紀2684年です。
世界で建国記念日を法律で定め、祝日とする国は多いそうですが、
何をもって建国記念日とするかは、国によって異なります
今回のブータン通信で、建国について知り、話し合うきっかけになれば嬉しいです。
レイ・ブータンを片手に 豊かな時間をお過ごしください。