こんにちは、レイ・ブータンです
もっとブータンを身近に感じてもらいたい!との思いから
ブータン公式ツアーガイド務めるジャムヤンさんのご協力で
月1回、ブータンの情報をお届けします
今回は「ブータンの植物と動物について」です。
ジャムヤンさんはブータンの西部パロ出身。
高校までブータンで学び、その後インドへ留学。
ブータンに帰国し、政府公認観光ガイドとして働いています。
スポーツと歴史が好きで、1児の父でもあります。
まずは「植物」
ブータンは国土の70%が森林で、様々な薬用ハーブや多くの種類の花があります。
ツツジ科のシャクナゲにいたっては、46種類もあります。
色合い豊かな蘭・蓮・リンドウ、薬草のジンチョウゲ、そして松やナラなどの熱帯の木々もあり、お香や薬の原料として使われています。
自然遺産の国花 ブルーポピー(青いケシ)は標高が高い場所にしか生えていません。
繊細な花びらを持つこの花は、自然を保ち保護したいというブータンの願いを象徴していて、ブータンのアイデンティティと環境保護植物として紋章されています。
続いて「動物」
ブータンでは、多くの動物に出会えます。
日本では動物園でしか見られない、ベンガル虎・ユキヒョウ
そして、ブータンで非常に人気のあるレッサーパンダも見れます。
写真左:ユキヒョウ(多摩動物公園) 右:ベンガル虎
かわいらしい独特の風貌と表情豊かな顔で日本でも人気のレッサーパンダは
ブータンでは自然保護のカリスマ的なアイコンです。
写真:レッサーパンダ(多摩動物公園)
こちらは、ブータンの国獣ターキン
15世紀チベットからやってきた聖人がブータンの人々に奇跡を起こすよう
頼まれたとき、牛とヤギの骨を使ってこの珍獣を創り出したと言われています。
写真:ゴールデンターキン(多摩動物公園)
そして「鳥」
なんと670種以上いて、その数は増える可能性があるそうです。
このうちの16種類は絶滅危惧種で、サギ科シロハラサギ・
タカ科のキガシラウミワシ・カワセミ科の鳥の一種オオカワセミなどがいます。
このように、様々な植物・動物・鳥がブータンに生息しているのがわかります。
ブータンに行けば、"自然動物園"の中にいる気分が味わえることでしょう
ちなみにですが・・ベンガル虎はインドの標高の低い場所から
ブータンの標高の高い場所まで見ることができます。
ブータンでは動物、特に絶滅危惧種のトラを殺すことは禁止されています。
そしてトラは、人間との接触を避けます。
そのためブータンでは、トラに人が襲われる報道はされていません
最近、日本では熊に人が襲われることが度々あり、ニュースで見かけますね。
もし熊に遭遇しても、トラのようにお互いが攻撃し合うのではなく
接触しないで、逃げることができれば一番ですね
今日の平和に感謝しつつ
レイ・ブータンのハーブティーでホッと一息
写真提供(ベンガル虎)
The Wildlife Diaries
https://www.thewildlifediaries.com/bhutan-animals