手術は、朝8時半からだったため、朝は5時過ぎには起き、シャワーを浴びて、準備していた。
右胸ともこれで、さよならなんだ・・・とちょっと感慨深くなったり。
娘は、哺乳瓶のゴムが嫌いで、母乳しか飲まなかった。
特に右胸は、おっぱいがいっぱい出たからね、ありがとうね・・.
部屋に居ると、親友Tとその娘ちゃんが来てくれた。
Tは結婚が早かったから、娘はもう来年成人式。
美人母子で、看護師さんには、お二人ともお子さんですか?と言われた私・・・。
それは、ないない(笑)
父と会社の役員が来てくれた。
母は、娘が学校を早退してくるので、娘と一緒に後でやってくるということになっていた。
わいわいと病室で話をしていたら、担当医が顔を出して下さり、
「では、手術室で待ってますね。」と言って下さった。
父は先生が若い女医さんなのに、執刀されることに驚いていた。
先生はタフなのだ・・。
昨日、説明を受けた、靴下(血栓症防止のためのサージカルストッキング)をはき、準備OK。
ストレッチに乗って、手術室へ。
皆から、頑張れの言葉を浴びながら。。「行ってきます~~。」
エレベーターで手術室に向かうと、そこには昨日の、イケメン麻酔科医がスタンバイしていて、
私の顔を見て、
「吐き気の少ないガスではない麻酔でやりますから安心して下さい。」と言った。
「ありがとうございます。」さすが、イケメン。
担当の先生がいらっしゃった。
なんだか、いつもの外来で会うのとは違って、かっこいい。
色々と管がつけられ、準備している間に、私がキョロキョロしていると、
「緊張してます? 大丈夫!!」
と言って、手を握ってくれた。
うううれしい~~~。すごい安心感。とても年下とは思えない。
すごいな。。。医師って。
イケメン麻酔科医、なんだか、あたふたしていて、看護師さんに怒られているところも、しっかりと目撃。
麻酔が効いてくるまで、先生と話をした。
先生「いっぱい、朝、来てくれていて良かったですね。」
私「はい。でも、娘は学校に行きたいから早退してくるそうです。中学に入ったら、勉強も頑張っていて、中間テストも、良かったみたいで、475点くらいだったそうです。」
先生「すごい!優秀!」
私「理科が嫌いみたいで。理科だけ出来なかったみたい。」
先生「じゃあ、そのマイナス点のほとんどは理科なんだ。(笑)」
そんな話をしながら、意識はなくなっていた。
そして、名前を呼ばれ「終わりましたよ。わかりますか?」と看護師さんが叫んでいた。
先生の顔が見えて、
「無事に終わりました。リンパは転移なかったから、リンパはそのままだから。お父さんがいないようなので、お友達に説明してきますね。」
父は、手術室の待合室にはおらず、親友Tが居てくれた。
手術前から、説明は聞いてほしいとお願いしてあった。
意識が戻ると、胸が痛い、痛い、痛い。。
看護師さんに、痛みはどれくらい?1から10で表すと?と言われ、
わからないけど、すごく痛いです、と言うと、お薬をすぐに入れますからね、と言ってくれた。
そして、寒くて、歯ががたがたしていたら、電気毛布を入れますからと言ってくれた。
病室に戻ると、母と、娘も到着していた。
みんなから大丈夫?と聞かれて、最初に出た言葉は、
「痛い。」だった。
なんだか、口がうまくしゃべれないんだよ~。
娘の顔を見るのが怖くて、心配しているんじゃないかと思って。
親友Tが、先生から、リンパは大丈夫だって。娘に預けた手紙を渡したよ言ってくれた。
この時の私は、顔が真っ白で、相当やばい感じだったらしく、娘もちょっと驚いた様だった。
でも、なんとか笑っていると、
私のベットの下にある緑色の袋を親友Tが見つけ、看護師さんに聞いていた。
そうそう、センチネルリンパ節生検をするために、緑色の液体を注射したのが、尿管から出ていたのだ。
そうだよね。おしっこが緑色って、驚くよね。
みんな、リンパへの転移がなかったから、とても喜んでいた。
心配していたので、本当に良かった。
みんな帰り、親友Tがもう一度夜来てくれることになった。
大丈夫だから、来なくていいって言ったのに。。有難い・・・。
母は、娘のお世話と、家に留守番している猫二匹で手いっぱいなのだ。
娘とは、大丈夫。この言葉しか交わさなかった。
ちゃんと言えなかったけど、手紙で、きっと気持ちは伝わると思った。
夕方、先生が来てくれて、
センチネルリンパ節は2本とって、二本とも陰性だったと教えてくれた。
先生、とてもタフで、私の手術の後に、もう一つ手術したんだって。
私だけで、5時間半はかかったのに、すごいな・・・。
夜遅く、親友Tが来てくれた。
色々な話をして、変な修学旅行みたいだった(笑)
熱が出た私に、氷で冷やしてくれたり、笑わしてくれたり、本当に感謝だ・・。
ありがとうね。
そして、天国のもう一人の娘と、じーちゃん、ばーちゃん、守ってくれてありがとう。
見守ってくれた家族と、応援してくれたみんなに、ありがとう。