私、昨年、会社を辞めました。
毎日、仕事が楽しくて。土曜日も出勤したり、夏休みに海外へ旅行する際にも旅行先からメールをチェックなんてこともしていました。
でも、だんだんと。。。。
時間の経過につれて、上司=社長と意見が合わなくなってしまって。個人商店ゆえ、社長は変えられませんから。。。
それまで、大きな海を泳いで仕事をしているような気持ちでいたのに、泳いでいた海が急に湖になって、沼になって、プールになって。しまいには、狭い水槽の中で息苦しく、ただひたすら、呼吸をしているだけの小さな魚のような気持ちになってしまったんです。。。
「なんで、毎日会社に来て憂鬱な気持ちにならなければいけないんだろう・・・」
「月曜から金曜まで、朝9時から夕方6時まで、なんでこの会社にいなければならないんだろう・・・・」
そんな気持ちで、月曜から金曜の夕方まではどよーんとしてて。
合間合間に通うピラティスやジャイロのレッスンで調整を取る。
金曜の夜のヨガで復活して。
土日に最高潮に元気いっぱい笑顔いっぱい。
で、月曜の朝、再びダークサイドに落ちる・・・
もう、ネガティブワールドに、どっぷり浸かっていました
「もう、会社辞めようかな」と、私の中のエンジェルがつぶやくたびに、
「正社員だし。ボーナスあるし。会社は嫌いでも仕事はキライじゃないし。」と、私の中のデビルが返事をする。
何千回、何万回も、頭の中でこんなやり取りばかり。
お友達とランチやお茶をしているときも、どうしよう~どうしよう~と、答えの出ない会話を繰り返し。
今にして思えば、そんな一週間の過ごし方をしていた自分をアホやなぁと思うし、もったいない時間の使い方をしたいたなぁとも思うし。お友達に愚痴ってばかりいて申し訳なかったなぁとも、思います。
でも、あの頃の私は、そのワールドからなかなか抜け出せず。ただ必死にもがいていたのでした。
そんなこんなであっという間に数年経ってしまったある日。
すごくくだらない社長の一言に、無意識のうちに、「辞めます、ワタシ」という言葉が口をついて出てきたのでした。
突然過ぎて、いったいどういう流れでその言葉が口をついたのか、記憶があやふやです。
そして、あまりの突然さに、社長よりも、言った私がビックリしたのは覚えてます(・∀・)
その日の帰りがけに退職届を提出。家に帰ってオットに報告。&翌日からは、退職に向けた仕事の整理。
もうね、あっという間でした。
あんなに悩んだのにね。
ただ、いくら勢いで言ったはいえ、不思議なことに、「辞めます」と言った後に、「ヤバイ、言っちゃった!」って後悔する気は全く起こらず。
むしろ、「心の深いところに溜まっていた、ウミのようなどろっとしたものが、すっきり取れてなくなった」ような開放感に溢れました。
「お金」とか「立場」とか、色々な言い訳を塗り重ねて、自分で自分の気持ちに蓋をしていたんだなぁと実感・・・A=´、`=)ゞ
あれから、もうすぐ一年が経とうとしています。
「神様は、一つの窓を閉めたら、次の窓を開けてくれる」って、中国のおともだちから聞いたことがあります。
会社を辞めてからの、この一年。次の窓も、次の次の窓も、開けていただいています。
今、気仙沼で事務のお仕事をさせていただいていますが、良い方たちばかりで、可愛がっていただいているし。
ヤムナでたくさんの方とつながることができたし。
気仙沼でも、「お父さん、お母さん」と呼べる人たちに出会えたし。
息苦しく狭い水槽から、再び、大きな海でプカプカ、浮いております
幸せ!