約1か月間、渡米してきました![カナヘイうさぎ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/limited/001.png)
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今回は、ボストン、ニューヨーク、ロス、サンフランシスコに実は行くつもりでしたが、様々な偶然が重なり、全ての日程をボストンで過ごすこととなり、後から振り返ってみると、それが私の今回の渡米で必要な場所だったのだ!と、必然的に思い、全ての私を取り巻く環境・人・守護・宇宙に感謝しました。
その渡米中に起こった、まさかの事件![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/020.png)
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こんなことに巻き込まれる確率って…
私はある意味、もうこれからの人生はラッキーなことしか起きないのではないか?と、根拠のない自信が湧いてきたのでした。
(事件から数時間は震えが止まらなかったけど。笑)
おそらく、その現場にいた日本人は私だけだったかもしれません![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
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この事件はボストン中心部から少し離れた場所にあるブレインツリーという街のサウスショアプラザというショッピングモール内の、フードコートで起こりました。![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/020.png)
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私はその日、たまたまそのモールで買い物に来ていて、一通りの買い物を終え、ピックアップをそのモールのフードコートで待つ事にしました。![口笛](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/010.png)
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座ったのは、フードコート出入り口のすぐ側の席に一人。
その日は金曜日の夜ということもあり、周りにはたくさんの老若男女がいました。
席について、15分ぐらい経った頃だった時でした。
突然、フードコートの中央の方から、数人の凄まじい悲鳴が聞こえてきたかと思えば、その瞬間からその悲鳴が何十人にも増え、一気に蜘蛛の子を散らす様に、ちょうど私が座っている出入り口の方に向かって、パニック状態になった人々が逃げて来たのです![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
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私も何がなんだかさっぱりわからずに、皆に混じって、心臓の鼓動が今にも爆発しそうなほど恐怖心に襲われながらも、必死で隣に隣接しているデパートの紳士服売り場まで逃げたのです![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
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そのフロアは2階だったので、そのまま悲鳴をあげながら一階の方へエスカレーターを駆け下りる人々もいる中、それも混雑して、子供の泣きじゃくる声や、大人達の自分だけは助かりたいという行動。一瞬で様々な人間模様が私の視界に入ってくる中で、結局私も、私の事だけしか考えていない自分にふと気付いたのでした…
ふと冷静になり、その紳士服売り場に留まりながら、今一体何が起こったのか、周りにいたいろんな人種の人々と一緒に、逃げてきた方向を見ると、すぐにその境目の扉をデパートスタッフらが緊急に閉め始め、私達に向かって落ち着いてそこに留まるように促しました。
周りではあまりの恐怖に、子供だけでなく、大人の女性達も震えながら泣いていました。
全く状況が飲み込めない私は、止まらない震えと戦いながら、周りの人たちと、一体何が起こったの?分からないわ…の繰り返しの会話をして、不安でいっぱいになっていました。
するとようやく、デパートのマネージャー的な大柄の男性が私達に大きな声で落ち着くように促しながら、まずは一階の婦人バック売り場のマイケルコースのブランドの所まで集まって待っているように指示しました。
言われるがまま、私達は一階に移動。
するとマイケルコースの売り場にはすでに20名ほどが集まっており、そこでも泣いている子供や大人、なだめているスタッフ達が待機して、異様な雰囲気の中に私も入りました。
すぐ近くには、外に出れる扉はあるのに、勝手に出る事を禁止され、しばらく待機するようにそのボスは繰り返し指示しました。
そして、ふとその扉の外側を見ると、たくさんのパトカーのサイレンの光が…
これは本当にえらい事件が起こったんだ…![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
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私は改めて身体中が震え、どうしようもない恐怖感に襲われました。
そしてついに、ボスが私達マイケルコース待機組の20名ほどに向かって、状況説明を始めたのです。
「フードコートで、発砲事件が起こった。
犯人はまだこのモール内にいる可能性があるので、警察がここに来て皆を解放するまでは、しばらく待機していてほしい」
……⁈
え…⁈
発砲事件?
犯人はまだ近くにいる…?
…テロ?
こんな治安のいい、しかも郊外のモールで⁈
まさか…イスラム国…?
ここにいる私達も全員殺されるの…?
私はあまりの恐怖に、その時は凄まじい妄想が駆け巡り、今までにない心臓の鼓動が…
と、その時!!
マイケルコース待機組の数名がまた悲鳴をあげながら、私の方向へ向かって走って逃げて来る!
なに?なによ?!
犯人が来たの?!
さすがに私も悲鳴というものを初めてあげながら、バッグヤードの方に皆で逃げる。![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
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すると、泣きそうな顔をしながら女性スタッフのおばさまがバッグヤードに入ってきて、
「警察よ!ポリス!
大丈夫だから、戻って!落ち着いて!」
と…
警察かよっ!!
ビビらすなよ!おい!![ムキー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/009.png)
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もう完全に死んだと思った私は、隣でギャン泣きしている小さい子供を初めてなだめる余裕が出来ながら、元の売り場に戻りました。
すると、完全武装した一人のポリスと、現場のボスが何やら話していて、ようやく私達を一箇所の出口から解放してあげるという結論を下してくれたのです。
ホッとしていいのかもわからずに、誘導されるがまま、まるで人質釈放シーンに自分がいるような状態で、事件発生から約40分後、ようやくモールの外に出れたのでした。
外に出ると、今までに見たことのない数のパトカーやSWAT、夜空にはヘリコプターまで…
普段平和なショッピングモールの、しかもフードコートで起きた発砲事件。
事件の真相は、どうやらこんな事だったようです。
フードコートにいた男同士が喧嘩をしだし、その内の一人はギャングで銃を持っていた為、相手に銃を向けた。
(フードコートの中央部から複数の悲鳴が上がったのは、おそらくその時)
しかし、その銃による被害者は幸いにも誰もいなかったという。
結果、テロでもなく、誰も殺されずに済んだ事件だったのですが、あのたくさんの人たちが恐怖と悲鳴の中で逃げまどう光景。その中に自分もいたという事実。
宿泊先に帰ってからもしばらく震えが止まらず、この規模であんな恐怖感を味わってしまった私は、かつての9.11の事件発生時はその何百倍もの恐怖だったんだろうと想像していました。
そう考えると、人間、いつ、どんな場所でも、こんな事件に巻き込まれる可能性があるんだ…と、それならば、今日を一生懸命生きなければいけないんだ!と、改めて実感しました。
あの時、フードコートにいた中でも、幸いにも出入り口付近の席に座っていた事で、犯人がいた近くにはいなかった偶然。
危機の中でも、きっと私の守護は、私を守ってくれていたんだと、改めて、目に見えないものの存在に感謝しました。
そして、このボストン滞在での恐怖の1日が、まるで幻だったかのような、その後の残りのボストン滞在中に、素晴らしい出会いの数々と遭遇する事になりました![カナヘイハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/limited/011.png)
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その話は、また後ほど…