この前のこと、

今年東大に現役合格した息子が参加しているサークルの舞台を観に行った。

 

Les Misérablesを全編英語でやる舞台は感動レベルで、脚本から演出、舞台作り、ヘアメイクまでを学生のみで手掛けていた。

 

そんな主体性を持っている18、19歳の若者たちに素晴らしい輝きをみることができた。

 

 

 

 

そこで感じたことがあるのね、

全てではないのだけど、

日常的に息子の話を聞いていて思うこととすごくリンクした部分があって、

 

 

 

東大生の頭の中=脳の思考回路の特徴は

 

 

 

『自分で考える脳を持っている』

 

 

 

ということなのね。

これを、子育てで考えると、

子ども自身、自分で考える環境を作ることが大事ってこと。

 

 

 

小学生なら、忘れ物しないようにとか

中学生なら、恥ずかしい思いさせないようにとかで

親が何でもかんでもやりすぎちゃいかんし

先回りし過ぎもいかんのよ。

 

 

 

ということはね、

親自身が『失敗や人と違うことにバツしない』スタンスが大事でさ、

もし、自分の子どもが、

 

 

「ううう、、、それはありえなーーーーーーーい滝汗

ってことをしでかしたら、それを一旦

 

 

「え?なにそれ?!ホント理解できないけど、うん。おもしろーーーーー笑い泣き

って一旦ね、受け止めてほしいわけですよ。

 

 

 

 

私が思う子育てに大事なポイントは受け取り力

 

具体的に言えば、ママの『ご機嫌』と『ユーモアセンス』

 

 

 

 

理解できないことを「バツ」にするのは

子どもたちを

あなたの価値観の箱にぎゅーぎゅー入れ込んでるだけなんだよね、

 

 

 

子どもは子どもで、あなたの知らないところで

いろんな人と出会い経験もしてて、いろんなこと学んでて

そこからの「あり得ない行動」だったりするんだなーって分かってあげて。

 

 

 

 

基本的に、子どもという生き物はお母さんのご機嫌が一番の栄養♡

この栄養が枯渇しちゃうと、自己肯定感が育たないんです。

 

 

 

だから、「なんじゃこりゃ!!」ってことも一旦深呼吸して(笑)

「うちの子、面白いわーーー(苦笑)」で受け止めると

少しだけ冷静になったり、客観視もできるようになる。

(全てではないけど)

 

 

 

それを意識して子育てするようになったら

親子関係はより良くなっていくのは間違いないイエローハーツ

 

 

 

そんな風に意識して育ててきた我が息子が、

卒業にあたり学校に提出した『合格体験記』があって

この体験記は他の子たちとだいぶ違うテイストになっててねキョロキョロ

 

 

 

受験生に読んでもらえると今後の受験対策になるだろうし、

ママさんたちには、『自分で考える脳』の大切さを感じてもらえると思う。

 

 

長いけど(笑)

 

とりま読め(文系も)

東京大学 理科2類 (早稲田・先進理工/慶應・理工/東京理科・理工)

 

前書き

この文章を読んで「こいつ何言ってんのw」みたいに思う人もいるだろう。

おそらく自分も中学の頃なら そう思ったかもしれない。

しかし、そんな人でも一度は読んでほしい。いつか役に立つと思う。

東大に受 かった先輩が言うんだ、だまされたと思って読んでみるといい。

合格体験記は大体結果論である。

僕のク ラスにも「こいつは受かるだろう」と僕が確信していた人も落ちている。

しかし、今から書く文章は僕が受 験の間「落ちても書きたい」と思っていたことである。

よって内容も普通の体験記とは異なる。

 

 

自分だけの受験体験

僕は帰国子女なのでみんな向けの合格体験記は作れない。しかし、受験を通して「これはみんな実践すべ きだ」というある種の受験の普遍則を見つけたので、それを今日書き記したいと思う。この体験記で僕は 具体的な勉強方法は示さないつもりだ。受験を通して学んだことの一つに、受験は人それぞれというもの がある。考えてみれば当たり前だ。ある受験人生に影響する要素はいろいろあり、そのなかでも家族、先 生、仲間などは大きな要素だ。そして全く同じ家族、先生、仲間を持っている人などいるはずがない。だ からある人の勉強のアドバイスをうのみして実践するのは逆説的に実践的ではないのだ。(もちろん勉強 の指針を検討するためには活用すべき)

逆に、「受験は人それぞれ」ということを意識していれば周りに振り回されることも少なくなる。鉄緑に 行ってるあいつ(どのクラスにもいるだろう)に劣等感を抱くことも必要ない。あいつはあいつの受験、 自分は自分の受験なのだから。

受験は人それぞれだが、それでもみんながやるべきことがある。これをできたから合格するというわけで もないが、してない人よりは何十倍も合格する確率が上がるだろう。

 

 

自分と向き合う 

自分と向き合うなんてよく聞く言葉である。では聞いてみよう「あなたは自分と向き合っていますか?」 ここで、ちゃんと向き合っている人はすぐに「はい」と答えられる。(向き合えている人はこれ以降読ま なくてよい)少しでも迷った人は、向き合ってないと断定してよい。では、自分と向き合うためにはどう すればよいのか。

まず、自分の行動を客観視することだ。「どうせ勉強しても成績上がらないから勉強しない」、この行動 は他人から見て「さぼり」である。しかし、この「さぼり」という見方は客観視ではない。客観視するな ら、「勉強していない」という評価になる。自分を卑下する見方が「現実を見る」ではないのだ。自分の 行動をそのまま直視してその行動をしていることを認めるのが第一歩である。受験に関する問いをいくつ か示すので、その答えを客観的に答えてみよう。

 

どれくらい勉強している?
どれくらい遊んでいる?
やるべきことは終わっているか?

 

問いへの答えが、自分が認めた「自分」である。さて、そんな自分はなぜそうするのだろうか。この問い はとても答えにくい。なぜなら多くの場合一つの答えがないからだ。例えば自分が勉強せずにゲームをし ているとする。「勉強をしたくない」という一面はあるだろう。しかし、「ゲームを通して勉強で得られ ないような達成感を感じたい」なんていう一面もあるだろう。一つは聞こえ悪く、一つは聞こえがいい。 こういう場合、人は自分を卑下するほうをすぐさま思い浮かべ、それを自分の「行動理由」にしてしまう。 しかし、行動理由はそんなに単純ではない。重要なのはすべての可能性を検討してすべてを行動理由の可 能性として認めることである。そこにいいも悪いもなく、ただの事実しかない。すなわち、自分を見て、 自分の状況を分析することそれが「自分と向き合う」ということだ。

 

自分を知る

自分と向き合う段階で、自分を分析する。その分析結果から「自分」というのを導くのが「自分を知る」 ということだ。受験において「知る」必要のあるのは、自分の行動パターン、自分の勉強タイプ、自分の 性格である。

  1. 行動パターン

    行動パターンとは文字通り自分の「こうすればああする」という自分の行動に見える一定のパター ンである。これを知ることで自分の行動をある程度制御できる。例えば、僕は学校から帰りパソコ ンを見てしまったらゲームをしたくなり、最終的にずっとゲームをすることが多かった。なので、 僕は玄関に出かける用の着替えなどを準備しておき、帰ったらすぐに外に出るようにしていた。こ のように自分の希望する方向に自分を動かすことができる。

     

  2. 勉強タイプ

    勉強タイプとは自分が勉強において最適な勉強法を知るものである。先ほど言ったように受験は人 それぞれなので、ある人で有効だった勉強法が自分でも有効であるとは限らない。なので、自分で 自分には何が最適なのかを見つけなければならない。これは自分の勉強を客観視し、分析すること で可能である。と言ってもわからないだろう。なのである程度指針を示す。例えば大学受験におけ る数学などは一番勉強法が分かれる。暗記が得意な人はすべての問題のパターンを覚えてしまう。 自分が勉強するとき問題集の問題は完ぺきにできるけどテストの問題ですこし問題集の問題がひね られただけでできなくなったら、おそらく暗記型だろう。逆に暗記はあまりできないけど応用はと ても得意な人もいる。当たり前だがこのような人たちが同じように勉強をしても同じ成績はでない。 個人的に自分とあわない勉強法で勉強をすることほど無駄なことはないと思う。ちゃんと自分にあ う勉強法を見つけよう。

     

  3. 性格

    性格といっても「やさしい」とかそういうのではなく勉強における自分の姿勢などである。感情と いうのはどうにかしようと意識してもおこってしまったらどうしようもないものである。なので、

目指す大学はどこだ?

どういうことをしたらその感情をある程度制御できるのか知るのはとても重要だ。

例えば、今日自 分は国語、数学、理科の3教科をやろうと思っているとする。僕なら国語、理科、数学の順でや る。

それは僕が国語を最後にやると理科、数学で疲れ、文字をきちんと処理できなくなるのを知っ ているからで、数学ならある程度疲れていても音楽を聴きながらルンルンとできるのを知っている からだ。

また、受験において自信というのはものすごく大きいファクターになる。それが虚栄でも よく、自信をもって受験日を迎える人とそうでない人の差はとてつもなく大きい。

よって、自分が どのようにしたら自信をもって受験会場に行けるか工夫するのはとても重要である。

 

 

他留意点

大体のやるべきことは簡潔に書いておいた。自分と向き合い、自分を知る中での気づきというものは一生 自分に付きまとうものであろう(自分もまだ18なもんでまだわかりません)。しかし受験においてここは 気をつけろ!というものが他にいくつかあるので、箇条書きで書こうと思う。

 

 

ちゃんとしてるやつのほうが上位校へ行く 

これは経験論だが、結局ちゃんとしてる人のほうが東大とかに行く。行けなかったからちゃんとし

てないわけではない。ただ先生に信頼されてるとか結構重要、それだけ。

 

学校をなめるな

学校の勉強をなめる奴は合格しない。受験問題は学校で習うものの範囲全部を含んでいる。学校の 定期試験ができなくて受験問題解けるわけがない。

 

 

休息は必要

詰めすぎてばてることは本当にある。僕はいろいろやろうとしすぎて、高2の夏、高熱を8月中旬に 出してそれから復活した後もやる気が出ず何もやらなかった。ちゃんと休みを入れること、本当に必要!

 

 

周りの人のレベルになる

自分の周りにどういう人を置くのかはとても重要である。やはり「意識の高いやつ」が周りにいる とそのレベルまで自分も上がるものである。別にクズいやつとしゃべるなとかではなく、一緒に過 ごす時間が長い人を選べということだ。

 

 

わかっているつもりに陥るな

勉強において一番危ないのは「わかっているつもり」である。特に理系は数学や物理などでは理解 が非常に重要になる。なので、常に自分の理解が「わかっているつもり」でないか検討すべき。

 

 

試験場では大はできない、でも小はできる

トイレの話だ。うんこはできないと思って試験場に行ったほうがいい。

また、トイレに長蛇の列が できていたらそれは大の列である。小のほうだと思って勘違いして並んでいる奴もいるだろう。

し かし、はずかしくても絶対にその長蛇の列を切り抜け、トイレに入って大の列か小の列か確認すべきだ、

僕の場合9/10の場合大であった。受験体験者しかわからない重要なことである。

 

 

終わりに

今は晴れ晴れと東大合格者となったが、僕にも勉強をやらず、自分が嫌いでしょうがない時期があった。 

もはや「だからみんなもやればできる」なんて言うつもりはないが、やらないうちは自分がどれだけできるかわからないということは確かである。やってもできないならやり方を変える、それをやってもうまく いかないなら、勉強をあきらめるといい。勉強がすべてと僕は思わない。

 

東大に入れたなんて国内ではす ごいことでも、アメリカの友達に言っても「へえー、そうなんだ」で終わる。そう考えたら絵の世界コン クールで入賞したとかのほうがすごいと思う。

 

受験の体験を糧に前に進めればいい。