コロナの影響で中止になっていた精神科医と弁護士との勉強会が、再開しました。

 

 今回は、精神科の先生による発達障害に関する講義でした。

 

 最近は、少年事件で付添人になると、ほぼ必ずといってよいほど、発達障害が非行に影響を与えているという指摘がなされます。弁護士は(私だけかもしれませんが)、そのあたりの知識も情報も乏しく、家庭裁判所調査官からあれこれ教えてもらっている状態です。

 

 日本では、発達障害者支援法という法律もあり、その中で「発達障害」についての定義がなされていますが、WHOが出している基準ICD‐10にも分類されています。

 

 私が子供のころは発達障害という概念がなかったように思うし、普通に社会の中で生活していたのでしょうが、教育を受ける場面での支障(いじめ、学習障害など)があったり、就職の時にも配慮が必要だったりするので、制度が整えられてきているそうです。

 講義後、医師の方々の質問で盛り上がっており、弁護士側は「ぽかん」という感じでした。次回6月の勉強会では、懇親会も開催される予定なので、医師の先生方にいろいろと聞いてみたいと思いました。楽しみです。

 

 なお、次回は、SNSでの誹謗中傷」をテーマに弁護士が発表予定です。グーグルの口コミについて医師が提訴したというニュースもあり、気になる話題です。