発言が撤回されました
本日、当該検察官教員が「ディスカッション」ページに、メッセージをアップロードし、発言を撤回する旨表明しました。
前回同様、全文をここに掲載すること差し控えますが、
以下にメッセージの概要を抜粋します。
カギ括弧内は原文の通りです。
【メッセージの趣旨】
・「不適切な表現があった」点を認める。
・発言の意図としては捜査の苦労を伝えるもので、「差別的な気持ち」はもっていない。
・しかし、エピソードを紹介する仕方が「至らなかった」。
・もし教室に中国籍やイラン国籍の学生がいたら「不快に思われたであろう」点、及び、
・受講者に、「外国籍の人を低く見る印象を与えてしまった」点を認める。
・上記の点につき、「申し訳なく思っており」当該発言を「撤回させていただ」く。
・今回の件で、授業のあり方について反省すると同時に勉強をした。
直接会って、「ご意見やご要望を承りたい」旨のメッセージが来ていました。
まずは、今回の発言が不適切であったことを認めて、発言が撤回されたことを歓迎したいと思います。
発言が撤回された以上は、期末試験も通常通り受けます。
正直、今の気持ちはまったく晴れ晴れしません。
これで「よかった」という風な気持ちもまったく沸いてきません。
それは、結局今回の教員の発言は、多くの学生の間に共有されていた差別構造を浮き彫りにしただけで、教員の発言が撤回されても何も問題が解決したことにならないからだと思います。
今は自分の置かれている絶望的な状況を目の当たりにして、どうしたものかと思っています。
この件に関して、まとまった文章をアップロードする機会はこれでないと思います。
もし何か新たな状況が発生したら、twitterの私のアカウントでご報告して、
こちらにアップロードします。
私のアカウントは
@yataragenki
です。
フォロー、リムーブなどの動静はチェックしていませんので、お気楽に、かつご自由にお願いいたします。
最後になりましたが、
今回の件で、
本ブログやPC,携帯のメールや、twitterを通して、
応援のメッセージをくださった方、
学問的見地から重要な点をご指摘くださった研究者や弁護士の先生方、
本当に、本当にありがとうございました。
皆様のお寄せくださったご意見によって、
私自身も自分の「差別的・特権的地位」について深く考える機会となりました。
この経験を、近い将来、必ずや、弁護士としてすべての人に還元したいとしております。