ロースクール英会話

ロースクール英会話

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ロースクール英会話をなぜ始めたのか。
話は1年程前にさかのぼる。

その頃、おもうところがあって、アメリカに語学留学をしていた。
2012年の夏、2年間に及ぶアメリカでの生活も終わりに近づき、
帰国後に何をするか真剣に思案していたのだが、幸運にもグリーンカードを取得することができた。
アメリカでビジネスを始める環境が好転したところで、私なりのやり方で、
日米の架け橋となれるような仕事がないものか思いをめぐらしていたある日の夜、
日経ビジネスオンラインで興味深い記事を目にした。

元参議院議員の田村耕太郎氏がレポートする、
「フィリピン英会話はアメリカでは通用しない」
という記事だった。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20120611/233168/

フィリピン人とのオンライン英会話で1年間英語を学習した日本人が、
TOEFLでもそれなりの得点を得て、英語に関してはそこそこいけるだろうと考え、
バークレーのビジネススクールに留学したが、
自分の英語が全く通用しなかったことにショックを覚え、
それを契機にネイティブスピーカーを講師としたオンライン英会話を始める事を考え、
シリコンバレーで起業したという記事だった。

フィリピン英会話がアメリカで通用しないというのは、全くその通りだし、
グローバル化した社会の中で、日本人のあまりの英語のできなさに危機感を覚え、
ネイティブスピーカーを講師とするオンライン英会話を立ち上げたというのは、
素晴らしいことだなとおもった。

しかし、彼が始めたオンライン英会話の基本コンセプトは、価格競争力に主眼を置き、
広く浅く顧客を開拓する道を選ぶと述べている点にひっかかりを感じた。

法曹資格を得る事はできなかったものの、日本のロースクールを卒業した後、
東京の外国法事務弁護士事務所で働いていた私は、
日本人弁護士と英語というテーマを常に身近に感じており、
それぞれの職種等に応じて
英語に関するニーズは微妙に異なっている中、
広く浅く顧客を開拓しようとするサービスが、

日本人弁護士にマッチするとはとても思えなかったからである。

そこで、ひらめいた。
彼がやろうとしていることと全く同じことを、
日本人弁護士を対象に始めてはどうか。
講師はアメリカ人弁護士であることが望ましい。
しかし、彼らは1時間500ドルを平気で請求する人達で、英語教師としてはあまりに高額だ。
それならば、高額なタイムチャージを請求する前の、
アメリカのロースクール学生を講師にしたらどうだろう。
日本人弁護士の英語教育を目的として、
日本人弁護士とアメリカのロースクール学生を結びつける。
顧客のニーズに応えるには、広い層に顧客を求めるのは正しい方法ではないはず。
ターゲットとする顧客はできるだけ狭くとらえ、
そのニーズに正しく応えるオンライン英会話を始めることができるのではないか。

ロースクール英会話に関する構想は、このようにして始まった。