ここ2,3年、東南アジア諸国に進出したいという、会社(大中小規模のいずれをも含む)の人達に、数回お供した。

その際に感じたことは、日本の会社の今の重役さん方は、ほとんど戦後まもなくの重役さん方のチャレンジ精神を失ってしまった、ということだ。

 

戦前活躍した重役は、皆、パージという名で会社から追放された。その結果、取締役の地位に就いたのは、「三等重役」だったが、この人たちは、失うものがないため、未知の分野にもチャレンジし、今の日本をきづいた。

 

その後継者たちは、自分の今持っている、既得権を手放したくないため、何事も「横みて、上見て、下見て」(他人の思惑ばかり気にして何もやろうとしない意味の、筆者の悪口であるが)足踏みしているだけだ。

 

トランプ大統領という「黒船」がやってきたのであるから、日本も日本人も変わらざるを得ない、というより変わった方がよい。

なぜなら、幕末・維新期に黒船がやってきた時よりも、今の日本の国力は当時よりも格段優っている。

当時より衰えたものは、「日本人としての矜持」ではないか。

 

若者よ!

自分とこれから日本を担ってゆく人達とともに、何事にも挑戦しようではないか、失うものは何もない!