以下の通り講演会が開催されます。
法科大学院生を主たる対象とした講演会ですが、学部法学専攻の学生やその他一般の方の聴講も歓迎されます。

講演の趣旨

皆さんが日頃学修している民法や会社法等に関する知識・理論を実務と結びつけて理解を深めてもらうため,法科大学院でも教鞭をとりながら東京の第一線でご活躍中のお二人の弁護士の先生をお招きして,最新の民事実務の動向等についてご講演いただきます。
第1講では,民法(債権法)改正の問題点等につき執筆や講演も多く,「民法改正の真実」と題する著書を平成25年3月に出版された鈴木仁志弁護士に,昨年の通常国会に上程され継続審議となっている民法改正法案の内容と最新の審議の動向について,その問題点や現行法との相違点に言及しつつ,民法典の基本原理から説き起こして分かり易くご解説いただきます。
第2講では,ベンチャー企業の聖地であるスタンフォード大学の出身で,ベンチャーキャピタルによる投資やベンチャー企業の支援などを行っている他,ご自身も昨年上場も果たされたベンチャー企業の社外役員を務められている松本真輔先生に,最近注目されているベンチャーエコシステムにおける弁護士の役割について,ご自身の経験等もご紹介いただきながら,最新の実務を分かり易くご講演いただきます。
東京でも著名なお二人の先生のお話は大変おもしろく,話を聞けば弁護士になりたいというモチベーションが上がり,法科大学院での学修の充実にも役立つこと間違いありませんので,多くの学生に受講していただきたく,ご案内申し上げます。受講希望者は,資料の準備の関係上,2月24日(水)正午までに,宮城哲のメールアドレスにお申し込み下さい(申込なしで受講することも可能です。)。不明な点は宮城哲宛てにお問い合わせ下さい。

講演の内容等

日時:平成28年2月29日(月)14:00~17:30

場所:琉球大学文系総合研究棟703教室(模擬法廷教室)

内容:
第1講14:00~15:40
鈴木仁志先生「民法改正法案の本質と問題点」

第2講15:50~17:30
松本真輔先生「ベンチャーエコシステムにおける弁護士の役割」

講師について

鈴木仁志
弁護士(鈴木法律事務所)・東海大学法科大学院非常勤講師
早稲田大学法学部卒。米国にてADR(裁判外紛争解決)を研究。
主な著作:
「司法占領」(講談社,2002)「和解する脳」(講談社,2011),「アメリカ合衆国のADRと訴訟社会」(NBL715・717)、「民法改正の真実」(講談社,2013)等


松本真輔
弁護士(中村・角田・松本法律事務所)・早稲田大学法科大学院教授
東京大学法学部卒・スタンフォード大学ロースクール卒。
主な著作:「論点体系会社法1・2・補巻」(第一法規,共著,2012・2015),「M&A判例の分析と展開Ⅱ」(経済法令研究会,共著,2010年),「最新インサイダー取引規制」(商事法務,2006年)等

申込み・問合せ

宮城哲(法科大学院教授)
bsmiyagiアットnifty.com(カタカタ宇部分を通常のアットマークに代えて送信のこと)