9月9日に司法試験の結果発表がありました。残念ながら不合格でした。まぁ当たり前かなって思っています。
以下敗因分析をしてみようかなと思います。
(1)論文の敗因
私の今までの勉強は論点を覚えることでした。ほぼこれに限られていました。これがいかに危険かはわかっていました。でも、論点や論証すら把握していなかったので、これを覚えることをやっていました。
しかし、いうまでもなく、論文試験に必要な能力は、
①問題文の分析能力、②生の主張の抽出力、③生の主張から法的主張を引き出せる力、④論点があればその論証力、⑤論点や要件などにあてはめる力です。
私は、その中の④の能力のみを鍛えていた訳です。④のみ鍛えていたら、④の実力しか向上しないのは自明です。これでは受かりません。
よって、これからは、過去問などの問題を演習することによって、①②③と⑤も鍛えていこうと思っています。
あと、論証を覚えるに際しても、法律の勉強に絶対必要な条文を大切にする、という視点が欠けていた気がします。もっと条文にこだわる姿勢を忘れないようにしようと思います。
(2)択一の敗因
択一は足切りはされませんでしたが、点数は低めでした。
択一が嫌いで逃げ続けていたということもいえますし、肢別を潰しきれなかったからだということもいえます。次はまず、肢別を完全に潰すことを第一に考えます。
9月9日が近づいてきました。合格発表の日です。この日は受かっていても落ちていても人生の転機となることは間違いないでしょう。受かっていたら司法修習にいくことになります。落ちていたら、もう一年法律の勉強を頑張ることになります。
落ちていても受かっていてもどちらであってもそれなりの覚悟ができているのです。しかし、自分が落ちていて、友達みんなが全員受かっていた時、正直落ち込むだろうなと思いますw
なかなか勉強しようと思っても合格発表まではそわそわして捗らないです。そこで、最近本を読んでいます。次回あたりに読んだ本の感想等を書いていこうかと思います。
 英語の学習には音読は必須であると言われています。私も英語を勉強するときは、よく音読をしたものでした。音読は目のみを使って見るだけではなく口や耳を使っているので、より脳を刺激します。よって、英語に限らず覚えるときには音読を取り入れるべきです。
 では、法律の勉強に音読をどのように取り入れていけばよいのでしょうか?法律の勉強にはついつい音読を取り入れるのを怠ってしまいます。条文を音読すべきなのでしょうか?それとも基本書の重要部分を音読すべきなのでしょうか?私は条文を音読するように心掛けていますが、自宅で勉強するとき以外なかなか音読できないので、できないでいるのが現状です。みなさんはどのように法律の勉強に音読を取り入れたらいいと考えますか?
 テニスにおいて私が一番得意としているのがボレーです。
 シングルスにおいては、ボレーによって、試合にアクセントをつけることが可能ですし、後に説明しますが、勝てそうにない相手に柔軟に対応することができるようになります。ダブルスにおいては知っての通り、ボレーができないとどうしようもないですww

(1)ボレーの基本
 ボレーのグリップはサーブのグリップと同じです。まず、グリップを変な握り方で握らないことが大切です。フォアボレーとバックボレーをグリップチェンジなしで打てるようにする必要があります。そのためには、厚過ぎなグリップはいけません。
 そして、ボレーの基本を身につけるためには、ストロークとサーブと同様、いいボレーのイメージを作ることが肝心です。フェデラーやブライアン兄弟などのボレーを手本としていいボレーのイメージを頭の中に作ります。そして、鏡を使った素振りをします。ボレーの素振りの際には、フットワークも組み込んで素振りをします。フォアのボレーの場合、①スピリットステップを踏んで、②右足を一歩先に出して、③その後左足を前に出すという形を体にしみ込ませます。バックボレーの場合、①スピリットステップを踏んで、②左足を一歩先に出して、③その後右足を前に出すという形です。①②③を1,2,3というテンポにあわせて何度も素振りします(プロの試合のボレーを見ると、1,2,3というリズムを踏んでいないことが多々ありますが、これはこの基本ができてからの話です)。このとき、面をしっかりイメージ通りに運んでいくことが大切です。そして、ボールが素振りのどの時点でラケットの面にあたるのかを意識することも大切です。①②③をハイボレー、ミドルボレー、ローボレーと高さを変えて素振りすることも大切です。

(2)ボレーの実践
 (1)でイメージができたら実際にコート上でボレーを打ってみましょう。まずは、ボレーボレーをしてみるといいかもしれません。ボレーボレーも(1)の①②③すなわち1,2,3のリズムをしっかり守ってボレーすることが効果的です。ボレーボレーをする時のコツとしては、まず、ネットに近いところから。次にサービスラインとネットの中間くらいの位置に立って、最後はサービスラインに立ってボレーしてみることをお勧めします。(1)と(2)は行ったり来たりして、常にいいイメージでボレーが打てるように努力するといいと思います。(1)(2)が基本をひたすら繰り返すことがミスしないボレー、攻撃的なボレーを打てるようになるために必要です。

 これ以降の練習は次の段階で説明します。
 私は、三国志関連の書物を読むことが多いのですが、その中でも好きなのが陳舜臣著の『諸葛孔明上、下』です。この本は何回も読んだのですが、読むたびに違った点に気付きます。
 この本を読んで3回目くらいになる時に、今回はこの切り口で読んでみよう、と考えて読むということをしてみました。すると、同じ本でも全く違う本になったような感じを受けました。このときから違う切り口で同一の本を読むということにハマっています。
 『諸葛孔明上、下』を読むときの切り口として実践したのは、
 ①普通読み
 ②地図を横におきながら読む
 ③主人公である諸葛孔明になった気持ちで読む(感情移入読み)
 ④諸葛孔明の性格や人柄や仕事ぶりを客観的に観察しながら読む
 こんな感じです。同じ文を読むにしても読み手によってだいぶ違うのだなぁと感じると共に、同じ本でも何度でも楽しめるのだなぁと思いました。
 このような読み方は、司法試験の勉強にもとても有効であると考えています。勉強の本の場合、次回同じ本を読む際の前提知識や脳に入っている知識の量が違ってきますので、自ずと読んだときの印象が違ってくると思いますが、これに加えて違った読み方をするとなお一層頭の中に残ると思うのです。また、読み方を変えて読むということは、本に対して積極的にアプローチしているということになるので、法律書というあまり面白くない本であっても興味を失わずに読むことができ、より頭に残ります。
 参考までに私の法律書の読み方の切り口として実践したのは、
 ①普通読み
 ②速読
 ③条文を常に参照しながら読む
 ④目次のみ読む
 ⑤反対説を意識して読む
 ⑥線を引きながら読む(自分なりの色分けをしながら線をひく)
 ⑦線をひいた部分のみ読む
 ⑧頁をめくったときに、前の頁に書いてあることを思い出せるかを意識しながら読む
 でしょうか。
 みなさんも是非いろいろな読み方をしてみてください。頭の中の違った部分が刺激されてる気がして新しいですよ。