- 野口 悠紀雄
- 「超」勉強法
- 野口 悠紀雄
- 「超」勉強法
管理人オススメ度:★★★★★
「超」勉強法 と題名は勉強法の本だが、決して勉強法だけのための本ではない。それ以外にも人生を生きていくうえで、人間とはこのようにできているのか。と考えさせられたすばらしい本だと思います。
はじめ、私がこの本を読んだのは高校生の時でした。そのときは「当たり前のことばっか書かれている本。あたりまえのことばっか書いてあって、読む価値のない本」という印象でした。
しかし、この考えは今思うと甘かったです。
「真理とは常に当たり前のことである。」
当たり前のことばかり書いてあるが、真理ばかり書かれているのだから仕方がない。人間のメカニズムに非常に忠実だ。
野口先生は次のようなことを本の中で言っていた。
「勉強法について述べるには、本来ならば、大脳生理学などの分野から検証するべきであるが、現在ではまだその段階まで研究が進んでいない。だから、今のところは経験則に頼らざるを得ない。」
で、本の中に書かれていることは、おそらく野口先生の経験則から生まれたものだろう。勉強をしていて、手ごたえを感じる方法とそうでない方法が私たちにもあるように、勉強に効果のあがる方法を追求していくと、結局、「当たり前のことばかり書かれた本」になっているが、同時に、「やっぱ人間ってこういう風にできている生き物なんだな」と改めて認識させられる。
この当たり前のことを再認識することが、大事で、そういった意味でこの本は絶対に読んだほうがよい本だ。
だれもが、学校教育で、小学校や中学校のときに、学校の先生に「勉強はこうやら」なければいけない。」と間違えた勉強法を教わり、洗脳されてしまっているはずだ。その洗脳から解いてくれる本でもある。
当たり前のことを当たり前のようにできる人のことを天才というのかもしれない。そういった意味で、野口悠紀雄先生は天才的な人だと思います。
本では、勉強の「三大原則」として、
1.面白いことを勉強する。
2.全体から理解する。
3.8割までやる。
という三つを挙げているが、別に、たくさんあるポイントを3つに分類してまとめただけだ。もっと言うならば、この3つは全部同じことを言っているとも言えそうだ。つまり、人間のメカニズムからして、この3つは当然のことである。
1、面白いことを勉強する。について、面白いことを勉強しなければ身に付かないし、勉強をしていて面白いと感じるならば、身についていて理解しているから、面白い、という側面が勉強にはあるはずだ。勉強をしていてつまらないと感じるのは、身についていないからだと思う。
2、の全体から理解する、というのも、わけもわからず勉強をしていても、何にもならない。吸収率が悪い。それより、全体を理解して、自分の感覚で理解できるように自分の領域に引き込んでから勉強したほうが、有利だ。能率的である。
3、8割できたら先に進む、というのも、100パーセントを目指すのは大変だが、80パーセントなら「こんなことまでも」という細かいところまで勉強しなくてもよいので、能率的だ。
それに、残りの2割は退屈でつまらない場合が多い。そこはほうっておいても、「いずれわかる」のである。
この8割はパレートの法則とも呼ばれているが、これは後から理由をつけただけに過ぎない。まずは、本能的に、この勉強が正しいだろう、と思ったところに、後からそれらしい理由を「パレートの法則」と言って理由付けをしているだけである。
ポイントを3つにまとめているが、別に3つでも4つでもいくつでも同じことだ。要するに、人間というのはうまくできていて、「楽しいことを本能のままに勉強する。」ということが一番能率的なのだ。
ということを言いたいのではないだろうか。でもそれでは説得力がないので、3つにまとめたり、いろいろな理由を付けているだけであると思う。
結局のところ、野口先生の経験則が書かれているだけの本だが、別にそれでもいいと思う。野口先生にいえることは、万人に言えるのだから。なぜなら、人間みんな違うかもしれないが、人間みな同じ人間だ。みんな同じ人間で同じ生物なのだから同じメカニズムなはずである。だから、野口先生の経験則でもかまわないと思う。
私はこの本を読んで、原点に返ることができた。本当にすばらしい本だとおもう。
野口悠紀雄先生って本当にすごい。心から尊敬する。
以下引用
レビュー
こつこつ勉強しているのに結果が伴わない。数学、英語は苦手だから勉強しても無駄だと諦めている。そんな受験生に福音を与えてくれるのが本書だ。あふれる情報についての効率的・効果的な取り扱いスキルを説いたベストセラー『「超」整理法』で知られる野口悠紀雄が、成果がみるみる上がる勉強のノウハウを伝授する。題して、『「超」勉強法』。
その基本原則は、「面白いことを勉強する」「全体から理解する」「8割までをやる」の3つだという。基礎から積み重ねていくきまじめな勉強法は見直す必要がある。そして、著者が推奨するのが丸暗記法である。英語であれば、教科書を何回も音読して覚えることが成果を上げる早道になるというのだ。受験数学もできるだけ多くの問題と解法を暗記することがポイントと説く。そのうえで、暗記ノウハウもきちんと紹介している。だが、本書を読めば、即勉強ができるようになると勘違いしてはならないだろう。英語や数学の丸暗記法は簡単にマスターできるものではない。前提は本人の意欲と努力なのである。そのことを認識して本書を活用すれば、大きな効果が期待できる。
また、本書は、受験や学校の勉強のためだけに書かれたものではない。その内容は、「あらゆる知的活動の基礎となる学習行動一般について有用なノウハウを含む」という。社会に出てからこそ学ばなければならないことは多い。「ビジネスマンよ、勉強を続けよう」というのが、著者の真のメッセージなのである。
出版社/著者からの内容紹介
勉強は、実は楽しい。
「基礎から一歩一歩着実に」というこれまでの学習法を行っているかぎり、成績はあがらない。誰もが取り組め、めざましい成果が得られる画期的ノウハウと具体的方法を野口悠紀雄教授があますところなく公開。
「超」勉強法の主要ポイント
基本三原則: 1.面白いことを勉強する 2.全体から理解する 3 8割までやる
英語は教科書丸暗記法
数学はパラシュート法
国語は対象文章の字数を把握する
記憶のためには中味を長く
内容
勉強は、実は楽しい。「基礎から一歩一歩着実に」というこれまでの学習法を行っているかぎり、成績はあがらない。誰もが取り組め、めざましい成果が得られる画期的ノウハウと具体的方法をベストセラー『「超」整理法』の著者が全公開。
内容
「面白いことを勉強する」「全体から理解する」「8割までやる」の3つを基本原則とする、誰もが取り組め、めざましい成果が得られる画期的ノウハウと具体的勉強方法を公開。適切な方法で成果を上げよう。