La vie en rose 薔薇色の人生
まずはblogのタイトルの元となった、こちらから。
私はフランス語学科出身なのですが、受験学科を決める
きっかけとなった一枚の絵です。
Dufyの"La Vie en Rose".
この人自体は画風も軽音楽と称される軽やかさで、さすが
テキスタイルデザイナー出身(ちなみにコレも、復刻版が
出て欲しいと切に思うほど素敵です)の親しみやすさです
から、あちらこちらでご覧になられていることでしょう。
私も、当時は「いかにもおフランスらしい、わ、綺麗」くらいの
ノリでした。
ただし、彼自体はこの絵を描いた当時も、そして一生を
通じて「薔薇色」の人生を歩んだ人ではない。
人並みに、もしかしたらそれ以上に色々とあったようです。
それでも「薔薇色の人生を」とこんな絵を残し、最晩年まで
(この作はそうではありませんが)軽やさを追い求め続けた
その明るさと誠実さに、私は惹かれます。
暗く沈みこむより、明るい、でもそれだけではない何かを
内包した軽やかさ。それが「薔薇色の人生」。
人生いいことばかりではないとしたら、私もそうありたいものです。
高校生の頃の「これはすき」という直感、
そう悪くはなかったみたいです。
どうでしょう?