A Fairy Tale -青い薔薇の精- (11月23·24日) ① | Pourriture noble


開演前の
『録音·録画はダメよ』
のアナウンス。
言ってる方が変わりましたよね。

これって、タカラジェンヌが言ってるのでしょうか?

なんか、前は桜咲 彩花ちゃんが言ってたように思いました。
(他組は、お声だけで判断出来ないので全く分かりませんが)
今は誰だろう?
ちょっとお姉さんぽく意識した音 くり寿ちゃんかな?
とか思いますが。

て言うか。
このライブ中継を拝見して知った設定が沢山ありました笑
すいません、アホなもので(^_^;)

ナマで観劇していると、黙って座っているだけなんだけど。
観劇後はぐったり疲れ果て、必ず頭痛を起こすほどの体力と精神力を使っています。
なので、申し訳ありませんが。
聞いてても聞こえてない時とか、見てても見えてない時があります。

やはり宝塚歌劇は、分かりやすい物語·設定とセリフを明瞭に言うことを大切にして欲しいです。


*エリュ(明日海 りおさん)
多分。
植田 景子先生は『ハンナのお花屋さん』で、明日海さんに演じて欲しい事はやりきってしまったんだと思います笑
あのお話自体、本公演サイズでやる感じでもないし。
良いタイミングで良い作品が出来たと、絶対満足してると思う笑

そんな中で、明日海さんに薔薇の妖精を演じさせたのは、なかなかに上手いこと捻り出した感ありますが。

フェアリー系男役に妖精を演じさせるのは、涼風 真世さんだけにするべきだったかもですね(^_^;)

明日海さんて。
ロミオも素晴らしいけど、ティボルトなんです。
オスカルも素晴らしいけど、アンドレなんです。
クリス·ヨハンソンも素晴らしいけど、松枝 清顕なんです。

って、どうしても思ってしまう。

なので、どーしても妖精やらせたいとしたら‥。

えーと。
これは私の超勝手な考えですが。
これまた涼風さんですが、『天使の微笑み·悪魔の涙』で演じられたメフィストフェレスみたいな。

エリュは掟を破ったような妖精で、真っ青にまでされたんだから。
もっとなんかひねくれて
 『愛 なんて虚しい響き
愛 なんて虚ろな
愛 金で買える代物
愛 ただの幻』
とか歌っちゃうような子になっちゃって。

それをマルガレーテ的に清らかで天使のような華 優希さんに愛され救われる。
みたいな笑
(そこに至るまでのエピソードは、勿論最高に美しくなければいけません。)

そんなんでも良かったんじゃないかと思いました。
(*º▿º*)
パクりか!!!!笑
パクりやないか!!!!笑
ですが笑
その辺は上手くパクりっぽくないように加工して頂いて笑
(私の中では、柚香 光さんの役柄も脳内に設定されてます( ゚∀゚)・∵ブハッ!!)

だって。
皆が住んでたお庭を滅ぼした張本人と、他の妖精達はなんで一緒につるんでんの?笑
妖精さんだから、怒ったり恨んだりはしないってこと?
その辺も若干解せない。

て言うかね。
主人公が動いてない。
(↑あっ。漫画編集部さんみたいな言いよう!!笑)

確かに、掟を破るという行動を起こしたのはエリュだけど。
そこから動かない。(と思う)
全部周りが展開してるだけ。

だから
『薔薇の妖精』
なんてサイコーな設定があるにも関わらず、エリュを見てても面白くない。
(明日海さんご自身は、その辺をあの麗しい眉間で表現しようとはなさってたと思う。)

どっちかと言うと、ニックとフローレンスの関係性の方がドキドキする笑
(『ハンナのお花屋さん』も、主人公達の親世代のお話の方がドラマチックだった。なぜアベルとハンナは主人公じゃなかったんでしょう?笑)

2回観劇して、一番解せなかったのが。
エリュがシャーロットを探しているのは、忘却の粉を振りかける為で。
その事について、全く苦悩も葛藤も無い事。

分かる。
分かるよ。
それをしなければ、お庭は枯れ果てたままなんだし。
仲間想えばこそです。

シャーロットは既に、エリュが見えなくなってますし。
↑ここが問題。

シャーロットが大人になって、勝手に忘れてしまうのと。
エリュが忘却の粉を振りかけて忘れてしまうのと。
結果は同じであっても、それは全く別物です。

あれです。
『コードブルー』の緋山 美帆子先生が、脳死状態の患児の人工呼吸器を抜去する際、母親から同意書を得なかった事と一緒。

‥え?
違う?笑

患児が死亡してしまうと言う結果は同じ。
でも。
親に同意書を書かせるって事は
『子供を死なせて良い』
と言わせた事になる。

そんな事、出来ない。

緋山先生と母親には確たる信頼関係があり、母親の意思も緋山先生は理解していた。

だからこそ、緋山先生は同意書なんて書かせる事は出来なかった。

‥え?
違う?笑
なんか違う気もしてきましたが笑
エリュを観てて思い出したのは、緋山先生でした。

て言うか、同意書をそういう風に捉えると言う思考が私にとっては初めてで。
凄く驚きました。
(『コードブルー』の緋山先生についてのブログとか書きたいくらいなんですホントは笑)

はい。
話逸れた笑

取り敢えずエリュには、結果的に忘却の粉を振りかける事になっても。
そこに行き着くまで、悩み苦しんで欲しかった。

『自分からシャーロットが忘れてしまう、この忘却の粉を使うなんて‥出来ない!!』
って、いっちょ銀橋でも渡って歌っても良かったんでないの?笑
なんて思います笑

なんかまた長くなっちゃったので、この辺りでやめときます笑

あとは何でしょう
『妖精よりも人間の方が劣っている』
という奢りがあったエリュが考えを改めたっていう変化があったくらいでしょうか。

『コードブルー』の話とかするから‥いけませんでした笑