テンカウント 雑感 | Pourriture noble


『季刊 エス』に、宝井 理人先生のインタビュー記事があると知って。

拝読させて頂きました✧*。


私はコミック派なので、知りたくない事までネタバレしてしまう恐れもありましたが(;^_^A

先生のプロットから原稿が出来上がるまでの過程も掲載されているとの事で。

読まずにはおれませんでした笑


『テンカウント』の感想などをインターネットなどで、色々拝読させて頂いてましたが。

『城谷さんの潔癖症はどこいった?』
『心理描写が足りない』
『読者が離れないように、無理な濡れ場を設けていて不自然』
などの厳しい感想が多くて、非常に驚きました。

私には、何も不自然さや描写の不足などを感じませんでした。

心理描写に至っては、恐ろしいほど緻密に描かれていると思うのですが‥。

まぁ。
この感じ取り方も、十人十色で千差万別なわけですね。


城谷 忠臣君の潔癖症も。
忘れてしまっているわけでも。
描けていないわけでもないように思います。

私が感じたのは、『無頓着』。
先生も、インタビュー記事で
『全人類の中で、黒瀬だけが特別』
と仰っていて。
『ほらーーーーー!!!!ほらほら!!そうなんだって!!!!』
と言う感じで笑
もう嬉しくなってしまいました笑

潔癖症は少しずつ克服しているけど。
黒瀬君は城谷君にとって、それとはまた全く別の。
特別な存在になっているんですよね。

あんなに警戒している細菌とかウィルスとかでも、無頓着になってしまうほどに。

その事に、今の時点(コミック4巻)では城谷君自身もあまり良く理解出来ていなくて。

『心と体が裏腹』
と言う風にしか、捉えられていない状態なんじゃないでしょうか?

決して、潔癖症を描けていないわけではない。
と、私は思います。

‥もしかしたら、読者に
『潔癖症はどこいった?』
と思わせるのも、宝井先生の計算なのかも知れないです。

それほど、先生の作り方は緻密です。


心理描写も。
これは、黒瀬君の事を指してしるのでしょうか?

だとしたら確かに、黒瀬君は何を考えているのか。
全く分かりません笑

ドラマCDで、黒瀬君役の前野 智昭さんは
「すみません」
とか言うセリフをホントに済まなそうに言うのですが。

黒瀬君は多分、そんな風に言っていないと思います。

私のイメージ的には、全く済まないなんて思っていないような、棒読みの
「すみません」
だと思うんです。

でも、お声で全てを表現しなくてはいけない彼らは、棒読みだけは出来ないですよね(;^_^A

黒瀬君についてはもう。
今後少しずつ、暴かれていくとしか考えられないです。

今、雑誌のほうでは、黒瀬君の過去が描かれているとか。

『うわ!!ネタバレした!!』
と、いつもの私であれば悔しがるところですが。

『黒瀬君の過去』
と言うのは、絶対に描かなくてはならない事だと思っていたので、うろたえませんでした笑

あの無表情や発言の足りなさ・難しさ。
心理カウンセラーと言う職業を選んだ理由。
潔癖症である城谷君を愛する理由。

こういったものが分かると有り難いです。

しかし‥。
彼にも何かしらのトラウマがありそうな気がするのですが。

城谷君の過去のような、可哀想で見てられないヤツは勘弁です(;^_^A


『不自然な濡れ場』
と指摘されている箇所も。

私には不自然さは感じなくて。

黒瀬君の性格(?)、城谷君の魅力などを考えると。
ここはもう
『仕方ない』
の一言に尽きるのではないでしょうか?笑

『なんだそのざっくりとな見解!!』
と言う感じですが(;^_^A

だって、そーなんたもん。

多分、城谷君が混乱しているように。
黒瀬君だって、まだ自分の気持ちに混乱しているのかも知れない。

「傷つけたくないっていう気持ちと」
「めちゃくちゃに汚したいっていう気持ち」
が黒瀬君の中にあるんだから。

ここに。
この二人のS的な、M的な要素が絡んでくるわけですが。


でもね。
やっぱり私的に恋って
『惚れたモン負け』
なトコがあると思っています笑

相思相愛になれば、一見。
そんな事は関係無いように思いますが。

でも、想いを寄せた者の熱く甘い気持ちの強さって。
想いを寄せられた者には無いモノが、あります。

そして、相思相愛になれば。
それを成就させている事になるわけですから!!
その喜びたるや、量り知れません笑

なので。
黒瀬君がいくら、城谷君を支配しようと思っていても。
それには限界がある。
と、私は思っています笑

だって。
「俺をコントロールているのは城谷さんです」
なんでしょ?

‥どうだろう?
また安直だと言われちゃうかな?笑


あと。
このインタビュー記事で。
宝井先生はジブリ作品がお好きだと仰っていて。

まずそこに嬉しくなってしまったのですが。

好きなキャラが『もののけ姫』のアシタカなんだって!!!!!!

ぎゃーーーーーーーーーー!!!!!!
いっしょーーーーーー!!!!!!

私もアシタカが一番好き!!!!

ジブリには、魅力的な男の子が沢山居ますが、やっぱりアシタカ!!!!

サンをぎゅっと抱き締めるとこなんか、ホントに優しくて温かくて。
大好きです!!!!(´∩ω∩`)♡


そして。
見たいと思っていた、先生のネーム。

なんか、お顔が可愛くて。
これだけでも、コミック化して読みたいくらいでした(*´艸`)

しかし。
デジタルと言うのは、ホントに便利そうですね。

慣れるまでは大変そうだけど。
あれを操れたら、色々可能性が広がりそうです。


て言うか。
黒瀬君と城谷さんの年齢設定を先日知ったのですが。

私的に、城谷君は30代だろうなと思っていました。

社長秘書だし。
ただ、驚異の可愛さと若さですよね(*//艸//)♡

私が驚いたのは、黒瀬君の年齢!!
若い!!
意外と若い!!!!笑

城谷君と5つも離れていたのか!!
年下といっても、28歳あたりだろうと思っていたのに!!笑

そりゃいつまでも敬語使うよね!!笑

あーもー。
この年齢設定を意識して、また1巻から読み返さないと!!(/▽\)♪