星逢一夜 ① | Pourriture noble


早めに現地に到着した日に、たまに行く飲食店に伺ったのですが。

「お二人さまですか?」
と、笑顔で仰る店員さん。

「え?」
どう見ても、そこに立っているのは私ひとり‥(◎-◎;)
「あっ。いえ、ひとり(だと‥思うんですが‥)」

「では、こちらへどーぞー♡」

ちょいちょいちょい!!!!
まてーーーい!!!!笑

何か見えた!?
私の隣に何か見えた!?

見えちゃイカン奴じゃないの!?笑

エエ奴!?
アカン奴!?
どっちにしても怖ーーい!!!!(T▽T)

って。
そーでなくて。
『星逢一夜』をもう一度観劇する事が出来ました。

が。
今回は、お芝居のみの観劇にさせて頂きました。

娘ちゃんのバレエの発表会が近いので。

私の脳内会議で
バレエの発表会 > La Esmeralda
と言う結論が下されたようです笑

いや、発表会の練習も大切です笑

でも、この脳内会議を開くまでもないようなショー作品を今後期待しております。

蓮城 まことさんがどんな歌唱をされていたのか。
分からず終いです(;^_^A

って。
そーでなくて笑

『星逢一夜』
です。


*天野 晴興[紀之介](早霧 せいなさん)
江戸に行った紀之介が、もっともっと嫌ーな大人になっていれば良かったのに。
(主人公だからあり得ません笑)

一揆を見届ける瞳が、もっともっと冷酷だったら良かったのに。

やんちゃな三日月藩の次男坊だった頃の瞳とは、変わってしまっていたけど。

でも、その瞳はいつも優しく潤んでいて。
星が瞬いているようでした。

こんな優しさを持った晴興が、源太を斬ってしまうと言う事が、前回の観劇で何とも理解し難かったんです。

それがお役目だし。
って言うのは分かるけど。

なんて思って見ていましたが。

源太に
「ちゃんとやれ!!」
って言われて。

振り返った時の晴興の瞳。

ここだけは、もう別人のようでした。

きっと。
この時点で、源太の気持ちを全て、汲み取っているんでよね。

何かに駆り立てられるように、刀に握りかえしました。

どんな心情なんでしょう?
もう、ここから源太を斬るまでの晴興からは、感情を感じ取る事が出来ませんでした。

そして。
陸奥へ向かう前の晩の場面。

また、優しく潤んだ瞳に戻った晴興が‥。
また美しくて(;_q)

でも、泉が言うように、苦しそうで寂しそうで。

もう、晴興の表情を観ただけで涙が溢れます。

晴興が、ホントに泉を連れて行っちゃうような男だったら良かったのに。

でもでも、それを実行してしまったら、それはただの晴興のエゴ。

泉の幸せには繋がらない。

優しい晴興は、それを良く分かっていますよね(;_q)
それがまた辛い(;_q)

‥‥何だか、支離滅裂な。
取り留めもない内容になってしまいました。

余りにも、『早霧さん』が『晴興』で‥‥。

早霧さんの緊張感が、心地良くこちらに伝わり、作品に良い作用をもたらしていました✧*。

宝塚歌劇は、日本モノを忘れてしまったのだと思い込んでましたが。

日本人ならではの『思いやり』や『人情』を。
今のタカラジェンヌも、こんなに表現出来るんだと。

これを生み出せる作品を仕上げられる演出家が居るんだと。

感激しました。