こんにちは、Lavieパートナーズの水口です。

本日は通貨としての定義をお伝えします。

1. 決済機能=交換機能がある

2. 価値の尺度機能=信用性がある

3. 価値の保存機能

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買い物をするときに利用しているお金の機能ですね。
お金がまだない時代は、人々の間では物々交換が行われていました。
しかし、物々交換は相手がほしいと思うものをタイミング良くこちらが持っていなければ成立しません。
それでは不便なので、物々交換の間で媒介になるものとしてお金を用意したわけです。


2は物に値段をつけることで価値の尺度となるという機能ですね。

お寿司ひとつをとってみても回転寿司と銀座で食べるお寿司とでは値段が違うわけです。

それが価値の違いを生み出しています。
1貫100円のお寿司と1貫2000円のお寿司とでは価格には20倍の差があるわけですが、見た目だけで価値を判断するのは困難でしょう。

お金という存在があり、それによって値段がついていることでわたしたちは価値を判断できるわけです。
つまりこれは信用性があるという事にも言いかえれます。

仮想通貨もいまや、仮想通貨の投資信託や仮想通貨取引所といったものをよく耳にする機会が増えましたが、仮想通貨の信用力はまだ個人的には低いので通貨としてはまだまだと感じています。
10年後は全く違う世界感になっているかもしれませんが現時点でのお話しなので悪しからず。
なので暗号資産として使っていく分には良いと思います。

価値の保存機能

そして3の価値の保存機能です。この機能によって、世の中にはお金持ちとそうでない方の差が生まれました。昔から狩りが上手い、採集が上手いなどで、人々の間に生産性の高い低いの差はありました。

しかし、獲ってきた獲物はそのままにしておけば腐ってしまいます。


しかし、価値を保存できるお金ができてからは、人々の間でお金持ちとそうでない方の差が生まれてくることになりました。

お金は昔から傷みにくく保存しやすいものが使われています。
貝殻、塩、石、金属、紙幣などがそうですね。

価値の保存機能はの世の中に貧富の差を生みました。

保存したお金は増やせるように

そして、この保存されているお金から、さらにお金を生み出す手段ができました。

人にお金を貸す、という方法です。

十分なお金を保存することができてない方は、生活に困ったときにはお金をどうにかして手に入れなければなりません。

そのときに、自分よりもお金を持っている人のもとからお金を借りるわけです。後々自分がお金を得たときに返す約束をするわけですね。

しかし、お金持ちはそこでただ返してもらうだけでは意味がないですから、貸した分よりも多くのお金を返してくれるように要求するわけです。これが金利です。お金からお金を生み出す、という概念は価値の保存機能を持ったお金の貸し借りに金利をつけるところから始まったわけです。

金利ができたことで、さらに世の中では貧富の差が拡大していくことになりました。

こうしたお金の起源を知ることにより、
自分がどのような行動を取れば良いかを考える機会になるかと思います。

価値の保存機能と金利の力を最大限に利用することを意識していただければと思います。