保険に入ると、万が一のときには大きなお金(保険金)が保険会社から支払われます。

この支払いを行うために生命保険会社は、契約者から集めた生命保険料を積み立てておき、将来保険金を支払うために備えています。

いわゆる「責任準備金」といいます。

生命保険会社は、責任準備金を資産運用することで契約者に有利になるように増やしています。

よく耳にすると思いますが「予定利率」とは生命保険の契約者に約束する運用の利回りのことです。

運用は株式、債券、不動産等々で行われています。

自分が支払った保険料はすべて予定利率で運用されて備えられているかのように感じるかもしれませんが実は違います。
予定利率で運用されるのは責任準備金という積み立てられたお金のみとなります。

つまり
外貨建ての保険で予定利率1.5%の個人年金保険を提案された方がいるとします。

1.5%ずつ外貨建てでお金が増えると思ってしまいがちですが、

実質利率を計算してみたところ0.8%ほどに過ぎません。

では差額の0.7%の部分はどこにいくのでしょうか?

保険会社の収益源になるわけです。
非常にわかりにくいのですが見えてる数字はあくまで表面という事になりますね。


これでは年2%のインフレ対策をしていがなければいけない日本ではしっかりと対応ができてるといえますでしょうか?

今一度保険を見直してみてみるのも良いかと思います。