年収1000万円台では、生活に対するゆとりについて、「ある」が66.0%を占めた。
その理由を尋ねると、「持ち家がある」ことがトップに浮上し、ついで「定期的な貯蓄をしている」が続く。
結果的に、円満な家庭生活、趣味・余暇の充実、充実した子どもの教育環境などにつながっているのだろう。


一方、注目すべきなのが、生活に対するゆとりについて、1000万円台の人で「どちらかというとない」「ない」という否定派のビンボー世帯が34.0%もいること。

理由のトップは、「貯蓄に回す余裕がない」こと。「1000万円もあるのにどうして?」

高所得層であっても家計が火の車という世帯も少なくない。

一方で300万円台でも、生活のゆとりに対して「ある」「どちらかというとある」という方が20.4%を占めた。

では、1000万円台で余裕がない人との差はどこにあるのか。

年収1000万円とは数字上目安となる良い数字ではあるが大きな勘違いをされる方が多い。

それは収入アップに比例して、支出も増やせると考えること。

しかし、大きな勘違いである。
名目上の収入が増えても、手取り、手残りはそれほどない。
なぜなら日本は累進課税方式なので、税率も上がるからです。

最近では、税金や社会保険料の負担も徐々に重くなっているので、手取りはいっそう減る傾向にあります。

例えば

私立に通う大学生2人を持つ場合は、学費、生活費としての仕送り、部活費など含めて、年間700万円くらいをかかります。
特段、子どもたちが贅沢してません。

なので年収1000万くらいだと、税引後可処分所得の総てを持っていかれて、親には1円も残らない勘定です。
個人事業主はもっと減るでしょうね。


目安となる
年収1000万で豊かと言えるのは思っているよりも厳しい現状なのかもしれませんね。