「南米のパリ」の崩落

 

ずっと憧れていたアルゼンチン赤薔薇ピンク薔薇

 

本帰国前に行くことになりワクワクひらめき飛び出すハート

 

オアハカひとり旅で偶然出会ったアルゼンチン人のおじさんに話してみると…

 

凝視「僕はアルゼンチン人だけど、ブエノスアイレスには絶対行きたくない。治安も悪いし最悪だ。」

 

昇天((ええええぇぇぇええぇぇえ))

 

 

「南米のパリ」と呼ばれていたブエノスアイレスですが、ハイパーインフレによる貧困層が増加真顔

 

強盗や窃盗などの犯罪は日常茶飯事とのことバイキンくん

 

↑一見ヨーロッパな綺麗な街並みですが…↑

 

↑街中にはゴミが落ちていたり、ホームレスがたくさんネガティブ

 

 

両替してみるとハイパーインフレっぷりを実感札束

 

80ドル(20ドル札4枚)が…

 

\こんなにたくさん昇天

↑一気にお金持ち感昇天

 

消費者物価は前年比2倍以上で、ジュース一本買うのに大量のお札を出すことになりますバイキンくん

 

 

 

汚職と格差、そして貧困

 

そんなアルゼンチンの”トンデモ状況”に衝撃を受けて読んだのがコチラ鉛筆
 

 
    

ポピュリズム大陸 南米

外山尚之著

 

機会の不平等による格差の再生産、貧困の連鎖で、ポピュリズムへの道を突き進む南米煽り

 

元現地特派員による、南米の現状とこれからについてのルポルタージュ鉛筆

 

 

天然資源に恵まれながら発展に苦しむ南米各国バイキンくん

 

中南米でよく耳にするのが

Corrupcion(汚職、腐敗)真顔

 

 

この本においてもキーワードになっていて

「汚職と無縁な有力政治家なんて存在しない」

という表現までオエー

 
パナマももちろん例外ではなく「汚職」は当たり前魂が抜ける
 

 

【パナマ人の知り合いとの会話にて看板持ち
 
凝視(パナマ人)「もし道路に大きな穴が開いてて困ったらどうする?」
 
知らんぷり(私)「国のしかるべきところに言うかな?」
 
凝視(パナマ人)「日本ならそうね。私たちは言わないわ。意味ないから。」
 
オエーオエーオエー

 

 
政治について日常的に話す一方で、汚職まみれの政治に対して諦めが強い中南米バイキンくん
 
選挙があっても「●●より”マシ”」という感じ驚き
  
↑"リアル"な住宅街(手前)と高層マンション(奥)↑
 
 
そんな中南米は
目に見える格差も大きくモヤモヤバイキンくん
 
パナマでは高所得者の高層マンションが立ち並んでいるかと思えば、信号待ちの車にガムを売りに来る貧しい子供もたくさん真顔
 
 
教育格差も問題で、いい仕事につくには英語が重要驚き
 
富裕層はバイリンガルやトリリンガル教育の私立に行く一方、貧しい家庭は公立に行くしかなく、どんどん広がっていく格差…魂が抜ける
 
”生まれたときから将来が決まっている”
とも言われるリアルな現状です無気力

 

↑抗議活動に集まったパナマ国民↑

 

 

そんな中南米あるあるが

政府への抗議活動炎

 

植民地としての歴史がある中南米には「革命」という価値観もあり、汚職だらけの”悪”に対して声を上げます炎

 

有志の市民による「ブロケアダ(封鎖)」もあるある凝視

 

たまりにたまった不満や鬱憤、怒りが爆発すると、パワーがとにかくすごいです煽り

 

↑デモ隊が壊した看板↑

 
 
催涙弾で制圧しようとしたり、給付金など福利厚生で解決しようとしたりと政府も躍起昇天
 
パナマの抗議活動はというと…
「銅鉱山の全停止」というまさかの結末驚き
 
目の前の火種を消火して国民の歓心を買おうとする政府と、とりあえず怒りを昇華できてやり切った国民無気力
 
 
根本の貧困や格差問題を解決しない限り続くはずですが、そうそう簡単に解決もできないというジレンマも…赤ちゃん泣き
 
パナマに住んだからこそ感じていたモヤモヤを、政治面からまた一度考えることができた一冊でした。