マチュピチュ旅行記#04
自然神信仰のインカでキリスト教布教って大変そう…
そんなインカとカトリックの融合を発見!
ガイドなしは辛い!インカ風教会
クスコ観光でまず訪れたのは
サント・ドミンゴ教会・修道院
外観は教会そのものですが、もともとはインカの太陽神殿”コリカンチャ”
コリ(Qori)は黄金
カンチャ(kancha)は居所
という意味の通り、黄金でいっぱいだったそう
その昔、スペイン人が黄金をすべて取っていき、土台だけ残してカトリック教会に変えてしまったんだとか…
入り口でガイドの勧誘がたくさんいましたが、強い気持ちで断り続けて入館
(のちのち後悔することに…)
入ってみるとこんな感じの部屋がずらーッ
マップによると”虹の部屋”…
……なんにも分からん
周りを見てみるとガイド付きの人ばかり…
ガイド勧誘が多かったのも納得
(ケチらずにガイドをお願いするのをオススメします)
なんにも知識のない私ですが、目を引いたのは
美しい石組み
なんと接着剤を使わずにピタッとした石組みを作り上げたそう
大地震の際は上部の教会部分が崩れ落ちた一方、土台の石組みは無事だったとか
す、すご〜〜(語彙力)
おまけ
ペルー風カラフル宗教画って?
インカとヨーロッパの融合は建築だけでなく"宗教"にも
インカはもともと自然神信仰
そんなインカでのキリスト教布教の特徴は、インカ文化を取り入れたこと
まさに"インカ風"カトリックが誕生し、宗教画や儀式などで見られます
↑お土産屋にもキリスト教関連がたくさん↑
よくよく見てみると……
なんと
ペルーの民族衣装がモチーフ
ほかにはカラフルなペルー風マリア様なども
うまく現地に馴染ませていったのがわかります
盛大な宗教パレードに遭遇
8月中旬にクスコで行われていたのは聖母アスンタのお祭り
像を載せた山車や民族衣装を着たダンサーさんが町中を練り歩きます
その昔、聖母アスンタの像をクスコに運んだ際、お告げの夢を見たんだそう
そこからクスコでは盛大に祝うようになったんだとかとか
聖母アスンタ像は明らかにトラックの荷台から登場
ここにはインカ風カトリックの影響が
大きな三角のシルエット
インカはパチャママ(母なる大地)を信仰していたことから、その山をイメージして大きな三角のシルエットになっているんだそう
こういうシンクレティズムについて卒論書いてみたかったなぁ