ロイヤルハワイアンホテル歴史ツアー②

マトソン社所有の豪華客船「マロロ号」の旅客の宿泊施設として開始したロイヤルハワイアンホテル。

ホテルは当初400万ドルが投じられ、18ヶ月かけて完成し、400室を擁した6階建ての建物です。

当時流行していた馬蹄形アーチ状に切り取られた壁



中庭、

表面に凹凸模様や波状の仕上げを施した壁や天井




また、休館エレベーター前の壁に描かれた地図にマロロ号も描かれており、その当時のものが大切に保存されていました。





ホテル内に入ると天井の高さに驚かされますが、

その高さも緑あふれる中庭も、禁酒法のもとカリフォルニアからはるばる1週間ほどかけて豪華客船

「マロロ号」でやってくる海にあきあきしている富裕層客のために考えられたものだったのです。








宿泊客にはガーデンビューが人気だったため、空いているオーシャンビューの部屋は、従業員の方々が使うこともあったりしたほどで、宿泊客からは海が見えないよう、当時は海に面したレストランもパーティールームも黒いカーテンで遮られていたとの事でした。


今も当時の外観、内装を保っているロイヤルハワイアンホテルに、ホテルの矜持を強く感じました。


そして創業当初から建物の天辺には鐘楼がありますが、2017年の90周年記念を迎えた際、鐘🔔がつけられ、私達が帰国する前日の土曜日の夕方6時にその鐘の音を聞くことができました。


海辺のホテルにいることを一瞬忘れ、まるで避暑地の高原のホテルにいる印象をおぼえたものです。




いろいろな顔をもつロイヤルハワイアンホテル。


機会があったらもう一度泊ってみたい、そんな思いをいだかせるホテルなのでした。