(`-ω-´)
「ハールーちゃーーん」
迷ったけど、夕方の電話は取ってみた
私:怒ってるんですー
「なんで?怒らないで」
私:工夫すればデートできたのに
やっぱり全然考えてくれてない!
「ごめんね」
私:いっつも謝ってばっかり…謝るだけ!
蔑ろにされてるって感じるのは
そういうとこなの!
「そうじゃないよ。
仕事の段取りとかで俺も連休取れたけど
実験どうなるかわかんなかったし
でもハルカの話聞いたら
確かに考えが足りてかったな、って
悪かったな、って思うから謝るんだよ。
『ばっかり』じゃないよ?
毎回条件はそのときそのときで違うし
反省しておんなじことはしてないよ?」
それはもちろん
一つ一つそのときの事情で違うけど
根っこはおんなじなんやもん
「ニコニコハルちゃんに戻ってよ
朝は話せなかったから
今の電話もすごく楽しみにしてたんだよ?
ねぇハールちゃん?こっち向ーいて?」
私:……真っ暗な画面しかありませんけど
動く姿を観たのは約一ヶ月振り。
すごーく久し振りのテレビ電話だった。