AVALANCHEを3回読みました。


1度目は、買ったその日の夜に読了。
読むことが止まらず速読で全体を把握しました。

2度目は、じっくりと。
1文字1文字目で追いながら手越くんの気持ちに寄り添いたくてファン目線で読みました。

3度目は、アンチ目線で読みました。
Twitterやブログなどで批判されている部分を重点的に読みました。ここの部分をそう捉えるんだなとか自分にない感性を知って勉強になりました。


私はいつも雑誌やラジオを見て聴いていたからそんなに驚く内容ではなかったし、すでに知っていた事実がほとんどでした。
新しく知る内容も、うん、うん、そうだろうな、と、憶測が事実に変わっただけでした。

手越くんはこの本で全てをさらけ出しているようで実はそうではないですよね。

私がファンとして見てきた5年間だけでも手越くんは何度も何度も涙を流しています。
そういう心の核の部分はこの本には書いていないです。

2015年亡くなったお父さんのこと。
2016年24時間テレビでの涙。
2017年NEVERLAND東京ドームでの涙。
2018年EPCOTIA埼玉ファイナルの涙…。

そういう部分を書いたら美談にもなるし同情も誘うでしょう。でも書かないんですね、手越くんは。

NEVERLANDのことは少し触れていたけれど、あの涙のあと、「俺頑張る、俺頑張れる」のRING。
痩せ細って歌番組に出演した時は今にも消えていなくなってしまいそうで…命の心配をしました。

あの時も手越くんは誰のことも責めず、ファンに感謝の気持ちを綴っていました。

叩きのめされボロボロになって地獄の底からどんな思いで這い上がって来たか。翌年のEPCOTIAまで
よく気持ちを繋げられたなと思いました。

私はEPCOTIA仙台で手越くんが笑っているのを見て涙が止まりませんでした。
色んなことを諦めたようにも見えました。

スーパーポジティブの裏にはたくさんの涙があったんです。それは本には書いてないけれどファンとして私が自分の目で見てきた事実です。

人一倍深い悲しみを封印して、思考を転換し、スーパーポジティブになろうとしてなった。そんな風に私には見えます。

そんな過去を踏まえて「Prologue はじめに」を読むとこの本の読者を本気で幸せにしたい!という思いが伝わってきます。人一倍辛い思いをした人の言葉は強く刺さります。

ここだけ活字ではなく手書きなんですよね。
手越くんはこれまで手書きのファンレターにたくさん励まされたと話してくれました。手書きの文章のあたたかみを誰よりも知っている人だから1番伝えたいところは手書きなんですね。

それから最後の「Epilogue おわりに」
これまで育ててくれた人への感謝の気持ちが綴られています。

最初から最後まで読むと何度も何度もファンへの感謝の言葉が出てきて大事にされてるなと感じました。

私としては応援したいからしているだけで、そんなに感謝されるようなことはしてないし、むしろこちらこそいつもありがとうと伝えなくちゃいけないくらいなんですよ。

本文最後の方には、これからのプランが夢いっぱいに語られていて読んでいてワクワクしました。凡人では思いつかないようなすごいことをやってくれそうです。

誰もやったことがないことをするには反発もあるかもしれません。でも私はついて行きますよ!

先駆者はかっこいいです。

手越祐也くんの10年後、20年後に期待してこれから先も長いスパンで1人のスターのヒストリーを追いかけたいと私は思いました。

本の感想はひとそれぞれだと思います。
これは私の個人的な読書感想文です。