一年以上帰って来てなかった息子が

私の誕生日の前日帰ってきた。

修学旅行の時に買った赤いスーツケースをもって。

 

また大きくなったんじゃないの?と思ってしまう。

あまりにも会ってないので

小さい頃の記憶に引っ張られて

毎度びっくりしてしまう。

 

一週間ぐらいで戻る、と言ってたのに

結局二週間の滞在となった。

 

サプライズで母のいる施設に行った。

母は泣いて喜んだ。

私もとても嬉しかった。

職員の方が家族の写真を撮ってくれて

そこにはふだん母が見せたことのない

とびっきりの笑顔が映っていて

改めて孫の存在は大きいんだなぁと思った次第。

 

お葬式の写真はこれにしよう、と思った。(コラッ!)

 

息子は大人になったような…

そうでもないなー。

 

 

精神年齢はまだまだ幼いと思った。

息子は自閉スペクトラム症・ADHDと診断されている。

 

「耳かきして」と言われたとき

いいよいいよ、よしよし、的な母性全開だったのは認めるが、

やはり少し違和感を感じた。

身体は細いけど180センチ近くあり

もう20歳を超えている。

 

もちろん耳かきはしたんだけど。

 

「ママー、バスタオルどこーー???」と

お風呂から呼ぶので

「ここに置いとくね、って言ったじゃん!」と行くと

真っ裸のまま立っていた・・・💦

「ギャーーーー!」と叫び声をあげたのは

もちろん私。

 

そう、あんまり裸を隠そうとしない。

高校生の頃も。

「もう、赤ちゃんのおちんちんじゃないんだから見せちゃダメ!」

とよく言ったものだけど、本人は全然気にしていない。

3歳児がお風呂場からおちんちん出して

走ってくるのと全く同じ。

 

発達障害、とは言い得て妙だ。

息子の精神的発達は、とてもゆっくり。

それでもいつか、30歳前後には

同級生並みに発達していてほしいな。

 

久しぶりに息子と暮らした二週間。

やっぱりしあわせだった。

少しは話もできたし

私も言うべきことは言った。

後は本人の責任。

 

少しだけ、安心した。

 

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散歩ギャラリー         息子と散歩した夕暮れ