どうよ、これ。
いちご、いっぱーーーーーーいっ!
近所のいちご農家さんから毎年いただく
とても贅沢な贈り物。
ありがとうございます!!
もうね、お口がい・ち・ご💖
いろんな形があって楽しい。
そして言うまでもないが、とても美味しい。
甘い中にほどほどの酸味。
生き返るわ。
いちごで思い出すのは父のこと。
実家の裏庭にしょぼいいちごが毎年育っていた。
全部で10個収穫できるかどうかって感じの。
春になるとぽつぽつちっちゃくて可愛いいちごが現れる。
庭の草取りを快く請け負っていた父は
食べごろになると2つ3つ摘んできて
母に食べさせてくれたらしい。
そのいちごがとても美味しかったんだと
父が亡くなったあとで聞いた。
一人娘の私が遅い結婚をして、遠くに行ってしまった後
寂しいながらも二人のなんということのない
平凡な毎日が窺えるような、いい話だなと思った記憶がある。
何粒かのいちごに父と母の普通のしあわせが凝縮されているようで
いちごを見るたびに思い出す。
父が亡くなって今年で13年。
私は父にとって良い娘ではなかった。
いろんなことを悔いてももうどうしようもない。
ただ、最近になって父の言っていたことが
スーっと入ってくることが多い。
私もやっと理解できる年になったということか。
実家はもう売ってしまい、現在は若い夫婦が二人の子供と暮らしている。
裏庭が今どうなっているのかはわからないけど
あの可愛いいちごがまだあって
子供たちが食べてくれてるといいな、と思う。