頭痛外来行ってきた。

とても個性的な変な医師だった。

 

頭痛のタイプを絞り込んでいく質問をされて

どうやら私の頭痛は片頭痛と緊張型頭痛の混合型だと判明。

(診断されなくてもネットでわかってはいたが)

そのドクターは頭痛に関するパンフレットを

少なくとも10枚はくれて

日本における頭痛の権威とされる有名な医師の名を挙げ

「この先生は云々・・・」

「こっちの先生はどうとかこうとか・・・」

およそ私の頭痛には関係のないことをつらつら喋り

私が質問以外のことを話そうもんなら

「質問にだけ答えてください。」とキッパリ。

 

頭痛は辛い、という私の気持ちに寄り添ってはくれたものの

頭痛治療に使用していく薬のことに熱心で

私の聞いてもらいたいことにはまるで無関心。

 

年も年なので一応MRI検査しましょう、と言われたが

私は閉所恐怖症であの筒の中には入れない。

ではお薬を出すので寝てできますから大丈夫です、と言う。

 

初診日は

アリナミンF糖衣錠25mg

アフロクアロン錠20mg「サワイ」 以上毎食後

 

オースギ葛根湯エキスT錠

スマトリプタン錠50mg「VTRS」    以上頭痛時

 

を処方され、MRIの予約を一週間後にとって帰宅。

 

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結局、MRI検査はただの安定剤を服用したのみで

服用してすぐに検査となった。

まだまだ薬の効果なんてなく

横になって顔を何かで覆われた瞬間

パニックになった。

検査技師は若い男性で

顔には笑顔を貼り付けて優しい声色だったが

実際は思いやりの欠片も持ち合わせていなかった。

 

60にもなって台の上で膝を抱えて泣いた。

怖くて怖くて泣いた。

ティッシュを渡されるわけでもなく

鼻水は垂れるがまま。

そのまま10分ぐらい放置された。

 

そうこうするうち少しずつ落ち着いてきた。

計ったように「大丈夫ですか~」と技師が入ってきて

『今日は帰らせてください…』と言いたかったが

もう一度トライすることとなった。

 

最初は心臓バクバクだった。

ダンナの顔を思い出したら余計にバクバクしたので

息子の顔を思い浮かべたらなんだかイライラしてきた。

なので2歳になった親友のかわいい孫の顔を目に浮かべると

少しずつ落ち着いてきた。

薬が効いてきたんだろうと思う。

 

それからは一人で国名しりとりをした。

まず『日本』、 終わった。

気を取り直してもう一度。

『アメリカ』『カナダ』・・・ダルビッシュしか出てこず…。

カナダやめて『カンボジア』『アイルランド』『ドイツ』… ?

椎間板ヘルニアしか出てこず終了。

 

次は1から順番に足していった。

これは結構なところまで行き

この頃には動悸はすっかり治まっていた。

 

結果頭は異常なし。(ないことはないと思うが…)

 

その後の診察では

また余計なことを話すのは禁じられ

消化不良のまま頭痛治療が始まったのである。

 

先週も同じような感じで

少々苛立ちをながら

3回目の診察を終え、薬をもらってきた。

 

その間私の頭痛は、と言うと

ますます酷くなってきたように思う。

気圧の変動にシンクロしているところもあるし

全く関係なくても頭が痛くなる。

 

これからまた気圧が下がるので気が滅入る。

 

昨日は久しぶりにダンナと二人で近くの低山に登ったが

帰って来てから頭痛が始まり

気晴らしに行ったのにものすごく不機嫌になり

ダンナには申し訳ないことをしたな、と思う。

 

今はいろんな楽しみをもぎ取られ

なんだかなーの毎日。

それでも生きているだけマシか。

 

 

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