第1話「新たな記憶」
「明莉ー!ついたわよ!」
「はーい!」
この子の名前は明莉。ホウエンへ引っ越してきた女の子。
今日から、彼女の旅が始まる!
「長旅お疲れ様。あら、全然疲れてないじゃない?気分も良さそうね」
「だって引越しとか、ワクワクするじゃん!」
「そうなの。ならよかった。
ささ、新居に入ってみましょ」
ー自宅ー
「すごい…!ゴーリキーのおかげでもう全部片付いてる〜!」
「明莉の部屋は二階にあるわ。せっかくだから見てらっしゃい」
「うん!」
ー2階ー
「ここが新しい私の部屋か!意外としっかりしてるなぁ…
まずは時計あわせておかないと」
カチカチ
「これでよし、っと」
ー1階ー
「明莉!さっきテレビにお父さんがいたわよ!」
「えっ、見たい見たい!」
彼女の父は、このホウエン地方の5人目のジムリーダー、センリ。
急いでテレビの前へダッシュする。
『ここで中継変わって、ルネシティのリポーター達也さんと繋がりました!』
「終わっちゃった…」
「もう少し早く降りて来れたら、見れたのにね。
そうだ、時間があるならお隣さんに挨拶しに行ったら?」
「お隣さんか…どんな人なんだろう」
その時、テレビに一人の人物が写った。
『まず話を聞かせていただくのは、ジムリーダーのミクリさんです!』
(わあ…綺麗な人…
そして後ろにいるのは…ミロカロス…)
『ミクリさんはバトルにおいて、何か意識していることはありますか?」
『そうだね…私はみずタイプを使うから、くさやでんきなどの
弱点を突かれても簡単には倒れないようポケモン達を強く鍛えているよ。
それと…バトル中には常に笑顔でいること、とかかな』
(私も…こんな風に美しく…強くなれたら…)
「明莉、テレビの見過ぎじゃない?」
「あ、そっか挨拶行かなきゃ!いってきまーすっ!」
「気をつけてね!」
ーミシロタウンー
ピンポーン
お隣さん『はい、どちら様でしょうか』
「今日引っ越してきました、明莉です!」
お隣さん『明莉ちゃん…?ああ、こんにちは!
ちょっと待ってて、あっ間違えt』
プツッ
「これは…勝手に入ってもいいやつなのか…?
えーい、ままよっ」
ー侑希宅ー
(挨拶中…)
お隣さん「うちにも明莉ちゃんと同じぐらいの息子がいるの!
新しい友達ができるって楽しみにしてたわ。
二階にいると思うから、会いに行ってくれると嬉しいわ!」
明「じゃ、会いに行くかぁ」
ー侑希宅・2階ー
(いた!あれが例の…)
「あ、お前が明莉?」
「はい、そうですけど…」
(初対面でお前って何だよ!)
「へえ〜…父さんがジムリーダーの娘って言うから、
もっといかつそうだと思ってたら、案外そんなもんでもなかったな」
「それ、けなしてます?けなしてますよね?」
「ははっ!冗談だよ。
俺は侑希、よろしくな」
(…まぁ、仲良くなれそうだ)
「明莉です、よろしくね」
「そうだ、明莉はまだポケモン、貰ってないのか?」
「うん…まだ1匹もいない」
「じゃ、父さんに貰いに行ってみたらどうだ?
オダマキ博士って、俺の父さんなんだよ」
「え、そうだったの!?」
「知らなかったのか?…まあいいや
俺、父さんの手伝いにポケモン捕まえに行ってくるよ!」
「ちょっと待てーい!!」
先に行ってしまった侑希を追いかける。
ー101番道路ー
「私もポケモンゲットしたい…って、博士!?」
「たっ、助けてくれーっ!!」
声のした方へ向かうと、そこにはポチエナに襲われているオダマキ博士がいた。
「おーい、そこの君、助けておくれーっ!!」
「助けるって、どうすれば!?相手はポチエナですよ!?」
「そこのカバンにモンスターボールが入ってる!
君がポケモンと戦ってくれ…!」
(初めてのポケモン…!)
「って、感心してる場合じゃない!えっと、ポケモンは…」
「俺を選んでくれー!!」
「ええええええ!?
ミズゴロウが喋ってる!?」
「いや!私よ!」
「今度はキモリが!?」
「僕に決まってるよー!」
「アチャモまで…!?
と、とりあえず一番最初のミズゴロウ、君に決めた!」
「よっしゃいくぞォ!!」
✩ミズゴロウVSポチエナ
「ミズゴロウ、水鉄砲!」
「おらっ!」
ブシャーッ
「よし…効いてるみたい
続けてミズゴロウ、体当たり!」
ドカッ!!
「よし、何とか倒せた…」
「はあ、はあ…
野生のポケモンを調査しようと草むらに入ったら
いきなりポチエナに襲われたんだ
君はすごいよ!ありがとう!」
「ありがとうございます!」
「ん…?
君はセンリさんのところの明莉ちゃんじゃないか!」
ミ「いや、違います」
明「あんたじゃなくて私のことだよっ
てか博士、私のこと知ってたんだ…まあジムリーダーの娘だからそれもそうか」
「こんなところでは何だから、ちょっと研究室まで来ておくれ」
ー研究所ー
「さて…明莉ちゃん。君のことはお父さんから話を聞かせてもらっているよ」
「ですよねー」
(お父さん、変なこと言ってないと良いけど…)
「君はまだ自分のポケモンを持ったことが無いんだって?」
「はい、実は…」
「それにしてはさっきの戦いぶり、なかなか見事だったよ!
やっぱり君にはお父さんの血が流れているんだな!」
「…嬉しいです」
(私はお父さんよりも強くなりたい。小さい頃からずっと私の一番の壁だった、
ジムリーダー センリに、勝ちたい…!)
「そうそう!助けてくれたお礼に、さっきのポケモンは
私から君へのプレゼントにしよう!」
「いいんですか!?」
「もちろん。君はこれから、とても強くなれるだろうからね。」
✬明莉はミズゴロウを貰った!
「名前はミズゴロウだから、ミズゴンとか…」
「俺の名前はテトラって言うんだ」
「え、そうなの?」
「生まれる時に、家族がつけてくれたんだ」
「ミズゴンじゃダメ…?」
「ミズゴンでもいいけど、テトラは本名なんだよっ
それが気に入ってるし、テトラのままでいさせてくれ」
「…わかった!テトラ、これからよろしくね」
オ「これからさらに経験を積んでいけば、良いトレーナーになれそうだ!
ちょうどうちの侑希が103番道路でポケモンの調査をしているから
会いに行ったらどうだろう?」
「侑希にテトラのこと、自慢しに行くか〜!」
「レッツゴー!」
「うちの息子に何しに行くって…!?」
101番道路→
ーコトキタウンー
「って、全然いないー!!どこなの侑希は…!」
「誰か近づいてくるぞ?」
「よお!俺、フレンドショップの店員!」
「どうもー」
(ポケセンなどの説明中…)
「ここはコトキタウン…“何かが微かに 始まるところ“」
「これからの冒険が始まるってことだな!」
「うまいこと言いやがった〜
…ってか侑希、いなくね?」
ー103番道路ー
「あっ、いた!」
「そうか、あいつとあいつが103番道路にいるポケモンか…って、明莉!
…隣にいるのはミズゴロウじゃないか!」
「テトラっていうんだ!すごいでしょ?ね?」
テ「お前が侑希かぁ…ま、よろしく!」
「なんか上からだな…
じゃあついでだ、ポケモン勝負してやろうか?
トレーナーがどんなものか俺が教えてやるよ!」
「よーし、かかってこい!テトラ、いくよ!」
✩明莉VS侑希
「行けっ、キモリ!」
「Let’s Go!テトラ!」
「キモリ、はたく!」
ダンッ
「耐えて、体当たりよ!」
ドカッ
キ「いったいわね…このミズゴロウ!!」
「だから俺はテトラだって!」
「キモリ、もう一度はたく!」
ダンッ!
「くっ…」
「怯まないで!テトラ、こっちももう一回体当たりよ!」
ドンッ!
「やるな…!さすが
ジムリーダーの娘だな!」
「…!
そんな風に言われても、嬉しくないっての!
テトラ、本気の力で体当たり!」
「はっ!!」
ダァンッ!
「あんた…強いじゃない…!」
キモリは倒れた!
✬ポケモントレーナー 侑希との勝負に勝った!
「ふうん…明莉って、強いんだ」
「いい勝負だった、ありがとうな!
あと…お前のこと、ジムリーダーの娘ってイメージが強くて…
あんな風に言ってほんとにごめんな。お詫びに明莉のポケモン、元気にするよ」
ポケモンを回復してもらった!
「ありがとう。こっちも強くあたっちゃってごめん。
私、お父さんよりも強くなりたいんだ。だからお父さんに勝って、
“ジムリーダーの娘“から“チャンピオン“になりたい…!」
「そうだったのか…よし!
じゃあ俺は明莉に勝つぜ!絶対にな!」
「これからお隣さん、そしてライバルとして…よろしくね!」
「さあてと、ちょうどこっちも調査が終わったとこだし、研究所に戻ろうぜ」
ーポケモン研究所ー
「おっ、明莉ちゃん!帰ってきたんだね
いやあ…初めてで侑希に勝つなんてすごいじゃないか!
侑希はかなり前から私の研究を手伝っていて、トレーナー歴が結構長いんだよ」
「それほどでもないですよエヘヘ」
テ「水鉄砲」
バシャッ
「テトラ!何すんの急に〜!」
「俺も褒められたいんだよ!」
「ははっ、元気そうで何よりだ!
それだけポケモンとの相性がいいなら…これを渡してあげよう!」
明莉はポケモン図鑑を貰った!
「これって…ポケモン図鑑ですか?」
「ああ!そのポケモン図鑑は、君が出会ったポケモンを
自動的に記録してくれるハイテクな道具なんだ!」
「ありがとうございます!」
侑「明莉もポケモン図鑑貰ったのか!いいじゃん!
それじゃ、これから俺は準備してこの町を出るとするかな。
…上手く言えないけど、なんかワクワクするよ!
お互い頑張ろうな、明莉!」
明「侑希も頑張れよ!」
テ「あ…あの、明莉さん…」
「ん?どしたの?」
「侑希のキモリがずっとこっちを睨んできて…怖いです…」
「ちゃんとモンスターボールに入ってくれたはずだけど…あ!!」
侑希の後ろには、ものすごい顔でこちらを見つめるキモリがいた。
「こらっ、もうバトルは終わっただろ?」
キ「ぐぬぬ…あのミズゴロウ…テトラに勝ちたいわ!!」
明「また戦う機会があるといいね」
侑「ライバルだからな!」
テ「次のバトルでもぜってえ負けないぞ!」
第1話 おしまい
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次回予告
オダマキ博士からテトラとポケモン図鑑を貰った明莉は、
お父さんのセンリのいる次の街“トウカシティ“へ向かう。
これから続く彼女の冒険が、微かに輝き始めた。
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あとがき
どうも!あるいです
ここまでお読みいただきありがとうございました!
この物語はまだ制作途中なので、ストーリーなどが複雑になれば
あまり上手くまとめることができなくなるかもしれません。
予告でも書きましたが、
ORAS本編のストーリーを変更している部分が多くあります。
原作通りではないのでご了承ください。
そして、この物語には茶番、恋愛要素が含まれます。
最後に、この物語はYoutubeに投稿されている
みるく(@milk_Eevee)さんの作品である【ポケモンパール】『Close To Your Mind』
Amebaに投稿されている月詠 明日葉さんの作品である-ポケモンXY-『皆繋来夢』
を参考に作らせて頂きました。
誠に勝手ながら素敵な作品を参考にさせていただき、ありがとうございました。

