第10話「キラキラ、くるくる」

 

 

~前回のあらすじ~

なんと明莉が出会ったのはジムリーダーのミクリ

2人でデボンのパーツを狙うアクア団を追い払い、

コンテスト会場に向かうと人だかりができていて…。

 

 

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ーコンテスト開場前(カイナシティ)ー

「やっぱり緊張してきました…!」

「…頑張りましょう…」

「って、なんか人だかりができてないか?」

コンテスト会場の前には人がたくさん集まっていた。

「また何かあったのかなぁ」

「いや、あれはもしかして…」

ミクリさん、何か知ってるんですか?」

 

「みなさーん!こんにちは!私、ルチアとチルタリスのチルル

カイナシティのコンテストライブ会場遊びに来てまーす!」

チルル「わーい!」

「じゃあ今日も早速行っちゃうよー!」

ファン「「うおおおおー!!」」

「すごい…あの人って、よくテレビに出てるルチアさんだ!」

「ああ。そのようだ」

「この集まった人たちはみんなファンなのね」

「キラキラ〜!くるくる〜?」

ファン「「くるくる〜〜っ!!」」

「…やっぱり、すごい人気…」

「それじゃあ始めちゃうよっ

ミラクル⭐︎ルチアのコンテストスカウトー!

「みんな、手をあげてーっ?」

ファン「うおーっ!俺を彼氏にスカウトしてくれー!」

ファン「ルチアちゃーん!あたしもルチアちゃんと一緒にコンテストに出たい!」

「よーし!素敵なトレーナーさんをコンテストの世界にいざなっちゃうよ!」

「すごい、全員手をあげ出した…」

「ルチアにスカウトされたいファンが、それだけたくさんいるんだね」

「実は…彼女は、私の姪にあたるんだ」

「ええ!?」

「あれ、言っていなかったかな」

「初めて聞きましたよ!」

「ん?あそこにいるのは…ミクリおじさまだ〜!」

「やっと気づいたかい、ルチア」

ルチアがこちらに近づいてくる。

ファン「あの男って──ミクリじゃね!?すごっ…!」

「その隣にいるのは…誰かなっ?」

「この子は明莉。私がここに来るよう頼んだんだよ」

「そうなんだ!明莉、コンテストはまだやったことないの?」

「あっ、ハイ、ルチアサン」

(ルチアの可愛さに固まってるわね)

「敬語じゃなくてもいいよ、ルチアって呼んでねっ

それじゃあこっちへついてきて!」

「………

ミクリ、ついていってあげて…

…明莉が緊張しすぎて助けて、と…心の中で言っている…」

ヴィーナス、あなたも人の心が読めるの?」

「…少しだけね。エスパータイプではないから…」

(それでもすげぇよ)

(あれ?私、テトラの心も読めるようになってきた…?)

「さぁ、前へ行こうか」

 

「ではでは!今回はこの明莉さんをスカウトしたいと思いまーす!」

「明莉、ジムバッジも持ってるね!すご〜い、強いトレーナーさんだっ♪」

「ありがとうございます…!」

「明莉…落ち着いて」コソッ

「ミクリさん…こんなのいきなり始まるとか心臓が持ちませんよ!!」

「そんな時は静かに深呼吸をしなさい。

いかなる状況でも動じない余裕があれば、安定した力が出せる」

「わかりました…」

(せっかくミクリさんが誘って、ルチアがスカウトしてくれたんだ…

…なら、もっと私はその期待に応えたい!)

「落ち着いたかい…?」

「はい。ありがとうございます、ミクリさん!」

「この会場では、コンテストライブを楽しめるの!

ぜひ、強さだけじゃないポケモンの新しい輝き!

明莉も知ってほしいな!」

「うん!私、本気でやってみる!」

「いい返事!」

「はい、これをどうぞ!

持ってれば誰でもコンテストに出られるコンテストパスと、

ポケモンにあげるポロックが作れる、ポロックキットだよ!」

明莉はコンテストパスとポロックキットを手に入れた!

「明莉のこれからの活躍が、と〜っても楽しみです!

そう、この始まりにタイトルをつけるなら…

『突然の出会い!ミラクル⭐︎アイドルスカウト!』って感じだね!」

「これからルチアみたいになれるように頑張るよ」

「ステージでわからないことがあれば、いつでもルチアに聞いてね⭐︎」

「もちろん私にも聞いていいんだよ」

「むむー、おじさまよりもルチアの方が頼ってほしいんだけど!」

「どっちも頼っていいからねっ♪」

「あはは、2人ともありがとうございます!」

「明莉、もうこの空気にも慣れてきたな」

「そうだ。テトラ、コンテストには誰が出るの?」

「ホープか加賀美じゃないのか?」

「私は出ない予定だけど」

「僕も今回は見てる側がいいかなぁ」

「じゃあ、俺が出るってこと…?」

&「「うん」」

「マジかよ…」

 

「それでは、ルチアのミラクル⭐︎スカウトでしたー!

みんな来てくれてありがとう!

明莉もよかったらコンテスト、挑戦してみてねっ!」

「まったね〜!」

ファン「バイバーイ!」

ファン「たのしかったー!」

 

「よしっ、ではではコンテストに…あれ?」

会場の中では人混みができていた。

「会場の中にも、ルチアのファンが多くいるようだ」

「…この様子だと…明莉がコンテストに出れそうにないわ」

「ルチアも行っちゃったし、どうしよう…」

「…ミクリさん、会場内も凄く混雑してるし、俺もかなり疲れているので、

今日はとりあえずお預けってことじゃだめですかね?」

「テトラ。明莉と一緒に出るから大丈夫よ」

(さっきからずっと、テトラの方から明莉よりも強く焦ってる気持ちが伝わる…

これは完全に『コンテストに出たくない』ってことかしら

それなら今度は私がテトラを安心させてあげないと…!)

「ふむ…テトラ。君の言うとおりにしようかな。

今日はアクア団のこともあったから

きっと明莉も疲れているだろうし強要させるのは悪いね」

(いや、ミクリさんも許すんか〜い!)

「あ、あの、ミクリさん!

急でごめんなさい。…もし良かったら、

私をミクリさんの弟子にしてくれませんか?」

「…なぜ私を師匠にしたいんだ?」

「ホウエンに引っ越してから今まで旅を続けて来た中で

ミクリさんとポケモンを参考にして戦ったことが何度もあったんです。

それにバトル以外にも多彩な才能があって…そんなミクリさんは私の憧れでした。

だから、どうかお願いします…!

私、ミクリさんのように美しく、誰よりも強くなりたいです」

 

「そういえば明莉、前に侑希がダイゴさんの弟子になった時に

なりたいって言ってたもんね」(第8話参照)

「そうだったのかい?」

(おいホープ、言わなくても良いじゃんか…!)

「ふーん…ミクリ、どうするの…?」

「…明莉。

君とポケモン達には、特別な何かを感じるんだ

センリさんの娘だからという訳ではない、君にしかない力が確かにある」

「…!!」

「その力が何かはまだ、私にもわからないが。

だからいつか知れた時が来れば…私に魅せてほしい。

今日コンテストライブを見られないのは残念だけど

そう望んでくれるなら、喜んで君の師匠にならせてもらうよ」

「ありがとうございますっ。よろしくお願いします…!」

「明莉、泣きそうになってるぜ」

「…バトルでも、コンテストでも…力になれたら、嬉しい」

「おっと。もうすぐ日が暮れるようだ」

「今日はカイナシティでたくさん楽しめたわね」

「泳いで戦って、俺はへとへとだぜ…」

「そろそろ私はルネへ帰るよ。またね、明莉」

「ミクリさん、ヴィーナス、さようなら!」

 

ーポケモンセンター(カイナシティ)ー

「やっと、念願のミクリさんの弟子になれたな!」

「まさかOKしてくれると思わなかったよ。

嬉しすぎてミクリさんの前で泣いちゃうところだった、危ない危ない」

「それで明莉。次はどこにいく予定なの?」

「クスノキさんに荷物も渡せたし、次は3つ目のジムがある

キンセツシティに行ってテッセンさんと戦おう!」

「それまでに110番道路を通らないといけないようね」

「僕は明莉とテトラのコンテストライブ、見たかったな〜」

(製作者の体力がなかったからコンテストライブシーンは

全カットになりました。ごめんなさい…)

「とりあえず、今日はたくさん休んで、明日からまた頑張ろう!」

「おやすみだぜ〜」

 

第10話 おしまい

 

 

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次回予告

 

人だかりの理由はコンテストアイドル、ルチアだった。

やっとミクリの弟子になれた明莉

3人目のジムリーダーのいる次の街“キンセツシティ“へ向かう。

その途中で、トリン加賀美テトラを巡るバトルが…?

 

 

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あとがき

どうも!あるいです

ここまでお読みいただきありがとうございました!

 

~お知らせ~

11話は11月1日の金曜18時に上がります!

なかなか期間が空いてしまうことになって、申し訳ございません…(( _ _ ))

完成次第投稿の準備をするので、気長に待っていてくれると嬉しいです

 

次回は侑希が出てきます!しかもトリンがついにテトラへアタックします

話数も2桁に突入して、ここから話はもっと面白くなっていきます。

新キャラが出てきたり、恋愛だったり、加賀美の過去にまつわる話であったり…

とにかくこれからも、よろしくお願いします!

 

「加賀美って関西弁でツッコミできるんだねぇ」

「意外と漫才ではツッコミ担当なのよ」

「えー、布団が吹っ飛んだ!」

「ありきたりすぎるわ!」

 

「テトラに、早く想いを伝えられたらいいのに…」

「ツンデレだし、難しいよな」

「ライバルとして、これからも一緒にいたいって思うのは、わがままなのかな…

もうわかんなくなってきたわ!」

「もう一回だけ考えてみたらどう?

俺も明莉とは仲がいいし、テトラとトリンの関係も、恋愛じゃなくて友情なのかもな。

…いや、俺も考えれば考えるほどわからなくなってきた…!?」