花の芽が出ると、間引き作業。
混んでいるところの芽を、数センチ間隔になるよう抜いて調整する。
せっかく生えた花の芽を抜く。
新芽だから、柔らかくておいしそう。
狭い場所で、這いつくばるように進む。
小さな花の芽をつぶさないように。
隣の列に、足が入らないように。
こんなに抜くなら、始めからある程度の間隔で種をまけばいいのに。
そんな風に思いつつ、それでも、作業は続く。
残った花の芽が、とてもか弱く、枯れてしまいそうで心配になる。
それでも、植物は強い。
何日か経つと、広い場所を与えられて、あっという間に太く大きくなる。
それを見ると、ほっとする。
見よう見まねでやっているから、どこか不安でもある。
それでも、植物が元気に育ってくれると、大丈夫と思える。